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CHIHIRO UKIANA Web writer & Editor

2018.08.28

結婚式披露宴の新郎挨拶はこれで安心!当日使える例文まとめ

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結婚式披露宴の始まりと締めくくりに行う新郎挨拶。

新郎挨拶は、当日来てくれたゲストの方に向けて、また特別にお礼を伝えたい両親や恩師に向けて感謝の気持ちを伝える場です。

新郎挨拶では、普段照れ臭くてなかなか伝えることができない想いも伝えられるため、とても感動的で思い出深いシーンになります。

ですから、「新郎挨拶をしっかり決めたい!」そう意気込む方は少なくありません。

今回は、新郎挨拶を文例とともにご紹介していきたいと思います。文章を作るときのコツなども併せてお話するので、ぜひ参考にしてみてください。

                        

披露宴の最初の見せ場!ウェルカムスピーチについて


はじめに、ウェルカムスピーチについてご紹介したいと思います。

(1)ウェルカムスピーチとは?4つの基本構成

ウェルカムスピーチとは、披露宴のはじめに新郎さまがゲストの方に向けて、主に感謝の気持ちをお伝えするものです。

ウェルカムスピーチの内容は、基本的に下記のように構成されます。

・ゲストへのお礼
・結婚式の報告
・披露宴の趣旨説明
・結びの言葉

4つのステップで構成することで、スピーチにメリハリがつき、聞きやすくなります。下記より例文とともにひとつずつお話していきますね。

・ゲストへのお礼
ウェルカムスピーチは、ゲストへのお礼から始まります。

ゲストの方は、挙式当日、お仕事などの都合をつけて会場まで足を運んでくれています。まずはそのことについてお礼を伝えましょう。

例:
「本日はお忙しいところ、私たち○○と□□の結婚披露宴にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。」
「本日はご多用のところ、私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございます。」

・結婚式の報告
ふたりが結婚式を経て、「夫婦」となったことを報告をします。

例:
「私たちは先ほど○○教会にて式を挙げ、夫婦となることができました。」
「先ほどチャペルにて挙式を済ませ、晴れて夫婦となりましたことをみなさまにご報告いたします。」

・披露宴の趣旨説明
披露宴のおもてなしの内容を簡単に説明します。

盛り上げたい方は、「みなさんがあっと驚かれるような余興をご用意しました」、「ふたりで厳選した食事をお楽しみください」などと言い方をちょっと工夫してみてください。ゲストの方の興味がそそられるはずです。

例:
「日ごろお世話になっているみなさまへ感謝の気持ちをお伝えできればと思い、ささやかではございますが宴席をご用意させていただきました。」
「日頃私たちを見守ってくださっているみなさまをおもてなしできればと、このような会を設けさせていただきました。」

・結びの言葉
最後に、「披露宴を楽しんでください」とウェルカムスピーチを締めます。

例:「短い時間ではございますが、お楽しみいただければ幸いです。」

                            

最後の締めくくり!謝辞について


続いては、謝辞についてをご紹介していきたいと思います。

(1)謝辞とは?3つの基本構成

謝辞とは、披露宴の最後に新郎さまがゲストの方に向けて、主に感謝の気持ちをお伝えするものです。

謝辞の内容は、基本的に下記のように構成されます。

・ゲストへのお礼
・エピソードと今後の抱負
・結びの言葉

「ゲストへのお礼」が導入部分、「エピソードと今後の抱負」を本題、「結びの言葉」が締めとなります。下記より例文とともにひとつずつお話していきますね。

・ゲストへのお礼
ウェルカムスピーチ同様、謝辞もゲストへのお礼から始まります。

おふたりの結婚式のために時間を作り、来てくれたゲストの方に改めてお礼を伝えましょう。

例:
「本日はお忙しいところ、私の結婚披露宴にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。」
「本日は貴重なお時間を私たちのためにご都合つけていただき、ありがとうございました。」

・エピソードや今後の抱負
中盤では、エピソードや今後の抱負をお話しましょう。おふたりの出会いや結婚式までのエ出来事、新たな未来への抱負、ゲストの方へのお知らせなどを盛り込んでみてください。

例:
「私たちは大学生時代に友人○○の紹介で出会い、それから△年が経ちました。これからは肩並べてふたり仲良く人生を歩んでいきたいと思います。」
「実は、新婦□□のお腹には新しい命が宿っております。これからは家族3人で楽しい家庭を築いていきたいと思っています。」

・結びの言葉
謝辞を締めくくる結びの言葉。ここでは、感謝の気持ちや今後の指導などのお願いなどを盛り込んでみましょう。

例:
「本日はみなさまのおかげで幸せな時間が過ごせました。心よりお礼申し上げます。」
「これからも変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。」
「改めましてみなさま。本日は私たちのために貴重なお時間をありがとうございました。」

(2)謝辞の時間配分と文字数

謝辞の時間配分は2〜3分、文字数は約500文字を目安にしてみてください。

謝辞は2〜3時間の結婚式披露宴を締める最後の挨拶なので、上記の配分がベストでしょう。

(3)謝辞を作るときのコツ

謝辞は中盤の「エピソードと今後の抱負」がメインです。

そのため、謝辞を作るときは中盤から決めて、方向性を確立させると序盤終盤をスムーズに進められます。

「エピソードと今後の抱負」を作る際は、おふたりが一番ゲストのみなさんに伝えたいことを思い浮かべてみてください。

みなさんに伝えたいこととは、出会いや結婚式までの出来事などの印象深いエピソード、ゲストやご両親に伝えたいこと、新生活に向けての決意…などなど。

中盤が決められたら、それに合う序盤終盤を組み合わせてみてくださいね。

                            

ウェルカムスピーチの文例3選

続いてはウェルカムスピーチの文例をご紹介していきたいと思います。
【1】でご紹介した4つの構成「ゲストへのお礼、結婚式の報告、披露宴の趣旨説明、結びの言葉」で区切るので、ぜひ参考にしてみてください。

(1)フォーマルなウェルカムスピーチ ベーシック例

(ゲストへのお礼)
本日はお忙しいところ、私たちのためにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。

(結婚式の報告)
私たちは先ほど、チャペルにて滞りなく挙式いたしました。夫婦となった喜びを感じております。

(披露宴の趣旨説明)
本日はお世話になっているみなさまへ感謝の気持ちをお伝えできればと思い、この席を設けさせていただきました。

(結びの言葉)
ささやかではございますが、楽しい時間をお過ごしいただければ嬉しいです。

(2)フォーマルなウェルカムスピーチ 悪天候時の例

(ゲストへのお礼)
本日はあいにくの空模様の中、みなさまに足をお運びいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

(結婚式の報告)
先ほど○○教会にて、みなさまからの祝福を受けながら結婚式を挙げることができました。

(披露宴の趣旨説明)
本日は、みなさまと楽しい時間を過ごすことができればと思い、おもてなしの席をご用意いたしました。

(結びの言葉)
短い時間ではございますが、お楽しみいただければ幸いです。

(3)ウェルカムスピーチ アットホームな挙式時の例

(ゲストへのお礼)
本日は、私たちの結婚披露パーティーにお越しいただき、ありがとうございます。

(結婚式の報告)
先ほど、結婚式を無事執り行うことができました。
私は△△ちゃんと結婚できて、いま幸せな気持ちでいっぱいです。

(披露宴の趣旨説明)
これからお出ししていただくお料理のメニューは、シェフの○○さんと私たちふたりで一生懸命考えて決めました。とてもおいしいお料理なので、たっぷり堪能してください。

(結びの言葉)
それでは、どうぞ最後までお楽しみください。

                            

謝辞の文例4選

続いては謝辞の文例をご紹介していきたいと思います。

(1)謝辞 大人数の挙式時の例

(ゲストへのお礼)
このように盛大な結婚式披露宴ができましたのは、みなさまのおかげと心よりお礼申し上げます。

(エピソードや今後の抱負)
本日に先立ち、◯月△日に婚姻届の提出し夫婦となりましたことをみなさまにご報告いたします。
お父さん、お母さん、今まで育てていただき、感謝しています。
○○さんのお父さん、お母さん。これからはおふたりに代わって○○さんを守っていきます。

(結びの言葉)
これからも、私たちふたりのことをどうぞよろしくお願いいたします。
本日は本当にありがとうございました。

(2)謝辞 遠方から来てくれたゲストの方が多い時の文例

(ゲストへのお礼)
本日は、北は北海道、南は九州より遠路はるばるご出席いただきまして、本当にありがとうございます。
たくさんの方に祝福していただき、大変感激しています。

(エピソードや今後の抱負)
思い返せば3年前、◯◯さんとは大学のサークルで出会いました。
当時から◯◯さんはとても優しくステキな人で、私にはこの人しかいないと心に決めていました。
このように今日という日を迎えられて本当に幸せです。これもみなさまのお力添えのお陰です。ありがとうございます。

(結びの言葉)
何分にも未熟なふたりです。今後もご指導をくださいますようよろしくお願い申し上げます。
本日はご多用のところ、私たちのためにお集まりいただき、誠にありがとうございました。

(3)謝辞 授かり婚時の文例

(ゲストへのお礼)
5月の連休中にもかかわらず、本日は私たちのためにご出席いただきまして、本当にありがとうございます。

(エピソードや今後の抱負)
実は、○○さんのお腹には新しい生命が宿っています。
これからはよき父、よき母になれるようお互いに助け合いながら、明るく幸せな家庭を築いていきたいと思っております。

(結びの言葉)
最後にこの場をお借りして、お父さんとお母さん、○○さんのお父さんとお母さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとう。これからもよろしくお願いします。
そしてゲストのみなさま。本日は、貴重なお時間をありがとうございました。

(4)謝辞 遠距離恋愛を経た時の文例

(ゲストへのお礼)
本日は、遠方よりご出席いただきまして、本当にありがとうございます。

(エピソードや今後の抱負)
私たちは東京・名古屋間での遠距離恋愛を経て、今日を迎えることができました。
結婚式の準備中には、何度も衝突してしまいましたが、その都度仲直りをして絆を深めてきました。その甲斐あっていまは何でも言い合える関係になれました。

(結びの言葉)
未熟な私たちですが、ふたりで力を合わせてがんばっていきたいと思っています。
これからも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
改めまして、みなさま。本日はありがとうございました。

                            

まとめ

ウェルカムスピーチと謝辞についてお話しました。


今回ご紹介した文例にみなさんのエピソードやアイディアなどオリジナリティーを落とし込んでみるとスムーズに作ることができると思います。


また、文章を作る際は、ウェルカムスピーチと謝辞それぞれ文章の構成を気にしてみるとよいですよ。


挙式当日は緊張するかもしれませんが、自信を持って臨んでくださいね!


本記事がみなさんのお役に立ちましたらうれしいです。


                        

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