新郎新婦に結婚式当日のビデオ撮影を頼まれて撮ることになったあなた。
もしくは二人のビデオをずっと記憶に残る良い物を撮ってあげたいと考えるそんなあなた。
今回はそんな方に是非見て欲しいタメになるブログを書きます。
ビデオカメラは持ってるから頼まれてしまったけど、正直コツとか分からないし、どう撮ればいいか分からない。そんな方いらっしゃるんじゃないでしょうか。
でも大丈夫です!
結婚式のビデオ撮影が上手くなるコツ「その1」
コツその1はずばり…「撮りっぱなしにしない」
三脚などで固定して回しっぱなしにして撮影しておく。
これ楽でいいですよね!
自分は楽しめるし、疲れない。式の様子がわかって一石何鳥かわからないくらい最高です。
でもおすすめはしません。
なぜなら、撮りっぱなしにしたビデオは面白くないからです!
何が起こるでもない様子をただ見ていても、きっと早送りの出来ない微妙な空気が家族内で流れるだけです。
イベント事ではない時は撮りたいものを明確にして1カットを短く撮りましょう(4~5秒程度)。
逆にどんなシーンで三脚を立てて撮影するのがお勧めかといいますと、スピーチなどがお勧めです。聞いている新郎新婦と、スピーチをしている人をまず三人に収めておけばとても見やすいです。
ただそのままでは少し飽きてきてしまうので、時折スピーチをしている人に寄ってみたり、二人に寄ってみたり、ゲストの方に振ってみて、皆がどんな様子でスピーチを聞いているかを撮ってみたり。
画に変化を持たせるようにしましょう。
そうすることで話している様子、聞いている様子がしっかり分かるようになり、見ていても飽きない撮影になります。
でも退屈そうに食べている方や、おしゃべりをしてスピーチを聞いていない方に振ってしまうとちょっとスピーチしている方に申し訳ないので,
そういった方には寄らないようにするとより良いでしょう。
結婚式のビデオ撮影が上手くなるコツ「その2」
コツその2!「むやみやたらに動かして撮影しない」
動画を撮る時ってどうしてもカメラを動かして撮影してしまいがちです。
連続して撮れる写真の様な感覚なので、カメラをどうしていようが撮れているので、ついついむやみやたらに動かしてしまいます。
でもこれはあまり良くないんですよ。
だって撮りたい被写体は基本的に動くものなのですから、こっちの画も動いてしまってはもうゴチャゴチャです。
写真を撮るときのように、じーっと動かない撮影の仕方のほうが意外と見ていられるものでなんです。
被写体が動いているときはそれに合わせて動かすのもいいですが、それ以外ではあまりブレない撮影を心掛けるといいかもしれません。
例えば新郎新婦が入場の際、ずーっと二人を追い続けて撮影するのもいいですが、
カメラを動かさずに二人だけが移動していく様子を撮ると安定した画が撮れるので、少し素人っぽさがなくなります。
そのまま二人をフレームアウト(画面からいなくなるようにすること)させて、また違った画からスタートさせて繋ぎ合わせるとそれだけで出来る撮影に見えてきます。
被写体をフレームから出してしまうなんて少し度胸がいるかもしれませんが、実際にやってみると面白いですよ!
結婚式のビデオ撮影が上手くなるコツ「その3」
コツその3!「寄り引きをつける」
結婚式ですご~く何かに寄って撮影することってあまりないんじゃないでしょうか。
基本的にお客様の様子であったり、二人がずっと映っているように撮影していると思います。
でも二人のこだわりは随所にあるんです。
例えば各テーブルに生けられているお花。
これも数あるお花の中からお二人の好きなお花を使い、素敵なレイアウトがなされています。写真で撮ることはあっても動画では撮っていないんじゃないでしょうか。
こういったカットも数秒でいいので撮ってあげるとかなり喜ばれます。
実際に撮影の打ち合わせで
「披露宴会場のここにこだわったから、絶対にここは撮影して欲しい!」
とおっしゃっていただくことはよくあります。
何かに寄って撮った映像があるとグッと上手い感じが出ます。
寄った画を撮った後(例えば出てきた料理、テーブルのお花など)は、目一杯引いて会場の様子を撮る。その後お友達が楽しんでいる様子の寄り(お話している様子の顔だけにグッと寄ってみる)、その後で目一杯引いて周りのお友達の様子も映す。
こういった寄り引きが出来ていると、後で見た時に飽きないで見ることが出来ます。
新郎新婦が結婚式が終わったあと本当にみたいもの
新郎新婦が見たいもって意外と来てもらった方たちが楽しんでいる様子だったりします。
その様子を意識して撮影すると喜ばれるかもしれません。
二人の写真や動画は、皆さん沢山撮ってらっしゃいますので、困らないくらいあるんです。
また、ココには書きませんが上級編になってくると司会の方の言葉を聞いて、それに合わせてRECを切ったり…など、色々出てきます。
でもそんなことは気にせずに、楽しみながら撮っていたほうが新郎新婦にとっても嬉しいと思います。
撮影を頼んでしまったが為にずっと撮影に回って一生懸命撮っているあなたの様子を新郎新婦が見たら、もしかすると少し申し訳ない気持ちになるかもしれません(お金をいただいて撮影しているとかなら別ですが)。
使用するカメラについて
まとめ
いかがでしたでしょうか?
撮りっぱなしにしない!、むやみやたらに動かして撮影しない!、寄り引きをつける!この3つのコツを覚えておくだけで、後で振り返って見た時にとても見やすい、素晴らしい撮影が可能になります。
なにはともあれ、二人とゲストが楽しんでいる様子を撮って、自分も楽しんで、皆にとって最高の一日になることが一番です。