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KEIKO OHASHI Art Director

2019.01.21

結婚式場にオススメされた、「一眼レフムービー」って何?

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MOVIE

「式場のプランナーさんや映像担当者から一眼レフムービーをオススメされたけど、一眼レフムービーって何?」という風に感じてるカップルは少なくないと思います。

 

そもそも結婚式のビデオ撮影って何?映像業者ってどこも同じじゃないの?

と感じている方も多いのではないでしょうか?

 

これから結婚式のムービーを準備するあたなの参考になれば幸いです。

結婚式の映像会社のクオリティが上がった3つの理由

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式場提携の業者にしても、外部の映像会社にしても、スマートフォンの普及前とくらべてクオリティは格段に上がりました。

 

その原因は主に3つあります。

 

1つ目は「インターネットの発達・普及による時代背景」、2つ目は「新規参入による競争の激化」、3つ目は「機材の進化」です。それでは一つ一つ説明していきましょう。

その1:「インターネットの発達・普及による時代背景」

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これまで結婚式場と提携していれば特に企業努力をしなくとも、仕事をもらえる状態だった映像会社が、持ち込み対策として自社の映像商品の品質向上に力を入れざるを得なくなったことです。

 

(1)結婚式場と提携業者の関係

結婚式場と提携業者の関係は、例えると駅ビルやショッピングモールに当てはめることができます。

 

駅ビルにお店を出したいと思っても、同じように考えるお店はたくさんあり、その競争は熾烈です。

その権利を勝ち取るために様々な努力が必要になり、テナント料も莫大な費用がかかります。

ただ、一度入ってしまえば、月々駅ビル側に支払わなければならない費用や改装費用などがかかるにせよ、ビル側が人を集めてくれるので、商売は格段に楽になります。

 

結婚式場と提携業者の関係も基本的には同じです。

ただし、駅ビルやショッピングモールほど多くのお店が入っているわけではないので、中の競争は少なく、その分勝つことが容易になります。

映像業者が二社入っているならば、競争相手は一社になり、そこだけに勝っていれば自社の売上は確保できます。

 

(2)より良いカメラマンを手軽に探せるように

カメラマンを持ち込むという事自体は昔から無かったわけではありません。

しかし、ここ最近は、インターネットで手軽にクオリティの高い映像会社やフォトグラファーを探せるようになったため、結婚式場にカメラマンを持ち込むケースが急増しました。

 

そうなると、結婚式場と提携している業者に依頼するカップルが減り、式場も提携の映像会社も利益が出せなくなってしまいます。

 

そこで、提携映像会社は持ち込みの禁止を結婚式場にお願いしたり、持ち込み料を上げるようにして持ち込みを防ぐようにします。

 

通常の感覚では、「あなたのところの映像が気に入らなかったから他の業者にお願いするのに、持ち込み料をとるっておかしくない?」ということになります。

 

式場提携の映像会社も持ち込み禁止や持ち込み料というものに、カップルの理解を得られないことは十分に分かっているので、当然品質向上に力を入れます。

その2:「新規参入による競争の激化」

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映像商品をインターネット上で販売するということは、サイトの構築と商品さえあれば誰でもできます。

初期費用もそれほどかからず、参入障壁はあまりありません。

私達がファーストフィルムを創業してから今までの僅かな期間で、たくさんの競合他社が現れては消えていきました。

インターネット上での競合他社は年々増加しています。

その分競争が激化しているため、相当な企業努力をしなければとても生き残れません。

自由競争の世界なので当然といえば当然なのですが、各社商品の改善やカメラマンの技術向上に力を入れています。

その3:「機材の進化」

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ここ数年、映像機材の高画質化が相当進化しました。

ブライダル業界でも「一眼レフムービー」と銘打って映画のような画質で収録できることを押しています。

 

冒頭でも書きましたが、「式場のプランナーさんや映像担当者から一眼レフムービーをオススメされたけど、一眼レフムービーって何?」という風に感じてるカップルは少なくないと思います。

 

少し専門的な話になりますが、CANONさんから5DMarkⅡという機種が数年前に登場し、EOSムービーでの撮影がもの凄い反響を呼びました。

ブライダル業界が一眼レフムービーを取り入れ出したのが、その一年後くらいからです。

そして今、ブライダルの映像業者では、一眼レフでの撮影が当たり前になってきています。

挙式を控えたカップルにも徐々に浸透し、ファーストフィルムにも「機材は一眼レフですか?」というお問い合わせが2014年から増えてきました。

 

(1)一眼レフムービーのデメリット

さて、この一眼レフムービーですが、高画質、ボケ味、機動性といったメリットがある反面、デメリットもあります。

写真と同じように、動画撮影もレンズを交換しながらベストな画を撮ります。

 

いくつかの単焦点レンズとズームレンズを組み合わせながら、その場面に合わせた選択をしていきます。

しかし、結婚式という撮り直しのできないものを撮影するときに、レンズを交換する瞬間というのは非常に危険で、タイミングを間違えると大切な瞬間を撮り逃すリスクがあります。

 

また、ボケ味を活かした撮影がしやすい分、被写体が移動するときにピントが合わせづらく、完璧に撮影することはかなりの技術が必要になります。

 

さらに、そもそもは写真を摂るための機材なので、音声収録に弱く、手ぶれ補正も本体に内蔵されていません。(最近SONYから発売されているa7RⅡなどは別です)

 

それでもその画質は魅力的で、今ではブライダル業界のスタンダードになりつつあります。

 

ファーストフィルムでも数年前にとり入れて、主力撮影機材の1つとなっています。

 

(2)大切なのは撮影する「人」

しかし、どんな機材で撮影するにしても、大切なのは撮影する「人」であって、機材が良ければ必ず良い映像が撮れるわけではありません。

 

どんなものが撮影したいのかによって、選択する機材は変わるのが当たり前です。

 

それぞれの機材の特徴をしっかりと理解し、お客様の要望や現場に合わせた選択が大切になります。根本的にカメラマンの技術力や知識力が高くなければそのような選択ができず、新郎新婦にとってベストな撮影はできなくなります。

 

専門的な知識と現場での経験と高いセンスを持ち合わせているカメラマンは、そう多くはありません。

 

一眼レフムービーだからといって、必ずしも良い映像になるということではないので、必ずカメラマンで選ぶようにすることを私達は強くオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ほとんどのカップルは結婚式の1ヶ月〜3ヶ月前になってプランナーさんから映像商品の提案をされます。

そのときに初めて結婚式場のサンプルムービーを見る方もたくさんいらっしゃいます。

 

そこで、価格と映像のクオリティがつり合っていないと感じたカップルが、私達のような外部の映像会社をインターネットを利用して探し、ご依頼されます。

 

結婚式の映像にたくさんの種類があって、それぞれの会社で価格も技術も全然違うということに気づいていないカップルはまだまだ多いです。

 

一眼レフムービーをおすすめされたら、それを撮影するカメラマンさんのサンプルムービーも見ることをおすすめします。(なかなか難しいかもしれませんが・・・)

 

そこで何か疑問を感じるようなことがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

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