結婚式で必要な費用は、何も会場費や衣装代だけではありません。ゲストの方へのお礼やお車代の用意も必要です。失礼のないよう、しっかり事前準備をしていきましょう。
と言っても、いつ・誰に・いくら用意すれば失礼にあたらないのか、わからないというのが本音かと思います。そこで、今回、結婚式のお礼・お車代について徹底調査し、ご紹介します。これで、ゲストのみなさまに気持ちよくご列席いただけること、間違いなし!
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そもそもお礼やお車代は必要!?
失礼のないお礼・お車代の金額設定
慣習としてある、10種類のお礼・お車代をご紹介します。お礼やお車代の金額は、相手によって変えるのがベスト。何をどのように渡すか簡潔にまとめたので以下を参考にしつつ、その方その方の労力や手間を考慮し、失礼のないようにしましょう。
※見方
– (何代として渡すか)
– (具体的な金額)
– (渡すタイミング)
– (渡す人)
– (誰の名前で渡すか)
(1)主賓として出席してくださった方、乾杯の挨拶をお願いした方
– お車代
– 1万円〜
– 受付後、開宴前まで
– 依頼した側の親御様より
– 招待した側の苗字
(2)遠方からのゲスト
– お車代
– 実費半額〜全額
– 受付時
– 受付より
– 招待した側の苗字
(3)受付
– お礼
– 3〜5千円
– 受付前
– 依頼した側の親御様より
– 招待した側の苗字
(4)スピーチ・余興をお願いした方
– お礼
– 手間相応分 / 簡単なスピーチであれば、新婚旅行のお土産を奮発する程度で可。長時間の演奏等の場合は、5千〜2万円。準備等に費用がかかった場合は、実費の負担をするとよい
– 当日、または、後日
– 当日の場合は、依頼した側の親御様より。後日の場合は、ご本人たちより
– 招待した側の苗字
(5)司会者をお願いした友人
– お礼
– (ご祝儀辞退のうえ)2〜3万円
– 受付後、開宴前まで
– ご本人たち、または、両家の親御様より
– 両家連名
(6)カメラマンをお願いした友人
– お礼
– (ご祝儀辞退のうえ)1〜3万円
– 受付後、開宴前まで
– ご本人たち、または、両家の親御様より
– 両家連名
(7)ブライズメイドなどのサポート役をお願いした友人
– お礼
– 1〜3千円 / 記載の金額相当のギフト券でも可
– 当日、または、後日
– ご本人たちより
– 招待した側の苗字
(8)ウェルカムボードなどの作成をお願いした方
– お礼
– 3千〜2万円 / 材料費を負担するとなおよい
– 当日、または、後日
– ご本人たちより
– 招待した側の苗字
(9)リングガールなどのお手伝いをしてくれた子どもゲスト
– お礼
– 1〜3千円程度の贈り物
– 当日
– ご本人たちより
– 両家連名
(10)二次会幹事
– お礼
– (会費免除のうえ)1万円 / 打合せ時の食事代や交通費を負担、後日食事を招待などがあるとなおよい
– 当日、または、後日
– ご本人たちより
– 両家連名
ゲスト以外にもこんな心配りを ー お返し・お心づけについて ー
お礼・お車代など、当日披露宴に出席してくださった方々以外にも、お祝いをくださった方や、結婚式に携わってくださった会場スタッフの方々への感謝の気持ちも忘れずに!
・ お返し
結婚式には招待しなかったが、お祝いをくださった方には「内祝い」というかたちで、きっちりお礼をしましょう。いただいた金額の5〜6割程度のお返しが一般的。
・ お心づけ
結婚式に携わってくださった会場スタッフの方々へ渡すもの。「幸せのお裾分け」という意味がある。ホテルなどは、お支払いの際にサービス料が含まれているので、必要がないという考え方もあるが、お二人からの感謝の気持ちとして用意しておくとよい。
お心づけを渡すのは、主に、介添人・ウェディングプランナー・キャプテン・司会者・カメラマン・ヘアメイク。開宴前に、5千〜1万円程度お渡しするのが一般的。
これで準備は完璧 ー お礼・お車代準備のHow to ー
ここまでで、お礼やお返しの必要性、いつ・誰に・いくら用意すればよいかなど、十分ご理解いただけたかと思います。それでは、早速準備に取り掛かりましょう。
(1)リストアップ
お礼やお車代の用意が必要なゲストをリストアップします。遅くとも一週間前までに行ないましょう。
(2)新券の用意
金融機関の営業日・営業時間は限られています。お二人とも平日にお仕事をされている場合、準備するのが大変なことも…時間に余裕をもっておきましょう。どうしても用意が難しい場合は、ご家族に頼むなどの工夫をしましょう。
(3)ご祝儀袋・ポチ袋の用意
文具店や百貨店で購入しましょう。
(4)表書きをする
表書きは、どのようなお礼なのかによって、表書きが異なってきます。しっかり確認したうえで、記入するようにしましょう。
(5)渡す方を明確にしておく
当日、混乱をまねかないために、事前に付箋などを使って渡す方の名前を明記しておきましょう。また、受付で渡すものか、親御様より渡すものかによって、分けておくとよいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
何となくぼんやりとしていた、お礼・お車代について、ご理解いただけましたか?
こんなに用意しなくてはいけないのと、驚いた方もいらっしゃると思います。
しかし、慣習だから渡すというのではなく、結婚式や披露宴を盛り上げてくださった感謝の気持ちを込めて渡しましょう。
お二人はもちろん、ゲストのみなさまも気持ちよく当日を迎えられますように。