結婚式、披露宴、二次会と一生に一度の大舞台を終えたら、楽しみなのがハネムーンですね
ハネムーンを励みに準備を頑張っている新郎新婦も多いのではないのでしょうか?
新婚旅行に行く目的を話し合う
「ハネムーンに行く目的?そんなの、考えなくても分かるじゃん。何言ってるんだ。」
そんな風に感じる方も多いかもしれません。ですが、ちょっと立ち止まって一度考えてみましょう。
『ハネムーン』という習慣はさかのぼると19世紀くらいにイギリスで始まったものです。
あまり知られていませんが、元々は「ブライダルツアー」と呼ばれ、結婚したばかりの夫婦が結婚式に出席できなかった友人や親戚たちを訪れて結婚の報告をする目的で行われていました。場合によっては、新婚の夫婦2人だけで行くものではなく、ご両親や特に仲の良い友人も連れて行くものだったそうです。
今は時代も変わり、結婚した新郎新婦が結婚式に来られなかった友人や親戚たちに会いに行くためにハネムーンに行くことはほとんどないのではないでしょうか?
では、現在の私たちは何故わざわざ高い費用や貴重な時間をかけてまでハネムーンに行くのでしょうか?
「みんながハネムーンに行っているから、私たちも行く。」
「ハネムーンに行くのは当たり前のことだから、行く。」
それだけの理由であれば、ハネムーンという名目さえあれば、どんなことをしてもあまり意味はないと思います。
また、決して安い費用で行けるものではありません。
せっかく時間とお金をかけて行くわけです。これから夫婦となるお二人が一緒に話し合って目的を見つければ、どこに行くべきなのか、いつ行くべきなのか、また行った先で何をするのか、そのためにいくらのお金が必要なのかもおのずと見えてきます。
何よりも、かけたお金と時間以上の意義深いものになるのです。
例えば、話し合った結果、ハネムーンの目的が
「二人の思い出を振り返りながら、絆を強める」ということなら、わざわざ高いシーズンに海外旅行に行くのではなく、ゆっくり時間がとれる時に二人の思い出の場所を回りながら過ごすのがベスト。
逆に、目的を「結婚式と披露宴の準備を頑張った自分たちへのご褒美」とするなら、思いっきり予算をかけて贅沢な思いをしてみるのもおすすめです。
こうして目的を明確にすることで、おのずと二人にとってのベストなハネムーンの過ごし方と予算のかけかたが見えてきます。
なので、一度ぜひともハネムーンに行く目的について話し合いましょう。
そして、ハネムーンの準備において何かを判断をしなければいけない時は、度々その目的に立ち返った上で判断をするようにしましょう。
こうすれば、間違いなく満足度の高いハネムーンを過ごせるでしょう。
行き先と行く時期の選定は慎重に
ハネムーンに行く目的をはっきりとさせたら、次のステップは行き先と行く時期の選定ですね。ここはちょっと慎重にいきましょう。なぜなら、ここでハネムーンの予算のかけ方が決まり、ハネムーンの良し悪しも決まってくると言っても過言じゃないからです!
では、行き先と行く時期を決めるにあたって、覚えておきたいポイントについて考えていきましょう。
(1)ハネムーンの相場を知る。
誰でも何か高価なものを買おうとする時、どこであれば安く買えるのか調べると思います。
それは、何故か?単純に言うと、損をしたくないからですよね。
できるだけ安い価格で、品質の良いのを買いたい。
それが自然な人間の心理です。
ハネムーンも同じではないでしょうか?
「ハネムーンは何かとお金がかかるものだから、相場は高いんだろうな。。。」
そんな風にぼんやりとした感覚だけでハネムーンにかける予算を決めようとすると、あまり何も考えずに旅行会社などに勧められるがままに高額なハネムーン用のツアーパックなどに申し込んで、満足度の低いハネムーンを過ごすことになりかねません。
どんな買い物をするにも、買おうとしているものの価値の相場を知れば、自分たちがかけようとしている予算が適切かどうかすぐにわかります。それによって、満足度も上がってくるはずです。
今は、結婚したカップルの7割以上がハネムーンに行く時代です。そして、ネットではハネムーンに行かれた先輩のカップルたちが平均でどれくらいの予算をかけてハネムーンに行ったのか簡単に調べることができます。それを参考にすれば、自分たちのかけようとしている予算が適切なのか、もしくはどれくらい足りていないかなどすぐに分かります。
だから、まずはしっかりとハネムーンの相場について調べましょう。
ちなみに、こちらが2015年の先輩カップルたちがハネムーンにかけた予算の相場です。
<全国カップル:2015>
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10万円未満:2.1%
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10~20万円未満:7.1%
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20~30万円未満:8.1 %
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30~40万円未満:9.3%
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40~50万円未満:8.1%
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50~60万円未満:12.2%
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60~70万円未満:14.4%
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70~80万円未満:9.9%
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80~90万円未満:10.2%
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90~100万円未満:3.4 %
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100万円以上:15.3%
<平均費用: 60.6万円>
出典元:http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf
この表からは驚いたことに、
15%以上のカップルが100万円以上の予算をかけて
ハネムーンに行っていることが分かります。
だからと言って、「じゃ、私たちも100万円以上の費用をかけて行ってもいいかな」
と結論づけるのは早いです。
ここで大切になってくるのが先ほど説明した『ハネムーンに行く目的』に立ち返ることです。目的に沿って行き先を決め、そして行き先に見合った予算を準備しましょう。
ちなみに、こちらが行き先別でかかる平均費用の表です。
こちらも参考にしましょう。
<行き先別の平均費用の表>
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日本国内:10万円前後
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グアム 東南アジア:20万円前後
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ハワイ:30万円前後
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アメリカ本土・ヨーロッパ:30万〜50万円前後
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ヨーロッパ:50万円以上
出典元:http://www.mwed.jp/jyuku/categ39/lecture645/
もっと詳しく調べたい場合は、以前に紹介したウェディング系の情報雑誌やサイトで調べてはいかがでしょか?
「ウェディングの情報集めはココ!地域別・結婚情報誌と情報サイトまとめ」
(2)同じ行き先でも行く時期で値段が変わることを認識する。
行き先によって値段が変わるのは当たり前ですが、実は、行く時期によっても予算が大きく変わる場合が多々あります。
では、ちょっと話しはずれますが、ここで、人気のハネムーンの行き先表もみていきましょう。
<ハネムーンで人気の行き先(首都圏)>
<1位>ヨーロッパ:28.9%
<2位>ハワイ:25.9%
<3位>日本国内:17%
<4位>インド洋(ビーチ):5.1%
<5位>アジア(ビーチ含む):5.0%
<6位>アメリカ:4.6%
<7位>オセアニア:3.6%
<8位>グアム:3.3%
<9位>南太平洋:3.1%
<10位>カリブ:1.2%
<11位>その他海外:5.7%
出典元:http://bridal-souken.net/data/trend2015/XY_MT15_report_06shutoken.pdf
やはり、ハネムーンということで日本からは少し離れているヨーロッパなどに行かれるカップルが多いようですね。また、昔から人気の高い不動のハネムーン先であるハワイも二位と健在です。ご両親がハワイにハネムーンに行かれたという方も多いのではないでしょうか?
では、予算が組みやすいハワイを例にして、同じ行き先でも行く時期によって一番予算がかかる航空券代とホテル代がどれくらい変わってくるのか簡単にみていきましょう。
例えば、最も人気の高いシーズンとなるお盆休みや年末年始の休みを利用していった場合、
こんな風になります。
航空券代(二人分/成田発):約30万円
ホテル代(6泊7日/5つ星):約20万円
合計:約50万円
すごいですねー!
これだけで、あっという間に全国平均費用の60万円に近い値段になってしまいました。笑
では、オフシーズンとされる5月や10月はどうでしょうか?
航空券代(二人分/成田発):約17万円
ホテル代(6泊7日/5つ星):約13万円
合計:約30万円
これで、行く時期を少しずらすことで、20万円ほどの節約できるということが分かりました。
このように、行き先がはっきりと決まったら、行く時期もよく検討する必要があります。
ですが、ここでも大切になってくるのは目的に立ち返ることです。
もし、二人のハネムーンの目的が
「ホノルルで年越し花火をみて、それをこれからの家族の伝統にする!」として、予算に余裕があるなら、20万円は節約できなくても問題ないでしょう。
また、これはどんな旅行に行く時も同じですが、航空券やホテルは早めに予約をすればするほど安くていいものをゲットすることができるので、早め早めで準備をすることも大切です。
(3)パッケージツアーを使うか、使わないか。
ハネムーンを行く場合、旅行会社や代理店でパッケージツアーをおすすめされることが多いかと思います。
パッケージツアーの利用を検討する場合は、ぜひメリットとデメリットをよく検討した上でどうすべきか決めましょう。
利用するメリットは以下の通りです。
① 海外に行く場合、日本語が話せる現地スタッフのサポートが受けられる。
② 航空券とホテルがセットで割引されて、個人で行くより安くなる場合がある。
③ 予め現地でのスケジュールが決まっているため、細かい準備をしなくていい。
④ 送迎サービスなどが付き、他にも様々なオプションツアーなどに参加することができる。
デメリットは、
① 日数やホテルなどが決まっているため、自由度が低い。
② 自由行動の時間が短かったり、あまり興味のないツアー内容もあったりする。
③ ツアーの内容によっては、個人で航空券やホテルを準備するよりも値段が割高になることがある。
④ ツアー参加者の年齢がお年寄りや学生ばかりである場合、行動を合わせるのが大変。
これらのことを踏まえた上で、パッケージツアーを利用するのがベストかどうかを二人で話し合いましょう。
二人の大切な時間です。
その時間をパッケージツアーで楽しむか、それとも個人で旅行する方が気楽でいいかどうかはしっかりと検討しましょう。
もちろん、同じ内容を個人で行った場合とツアーでいった場合で予算がどれくらい変わってくるのかも調べると良いと思いますよ。
他にもかかる色々な費用も考慮する
当たり前のことですが、ハネムーンにかかる必要は航空券代、ホテル代だけではありません。
他にもかかってくる費用としてはこんなものがあります。
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現地での移動費(レンタカー代、バス代、タクシー代など)
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食事代(飲み物やレストランなど)
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ショッピング代
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お土産代
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チップ(行き先次第)
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通信費(海外用のWifiルーター代など)
これらの費用は現地に行ってみないと、はっきりとは分からないこともあるので少し多めに予算を組むようにして準備しましょう。
ショッピング代に関しては、予算の上限額を決めるようにしましょう。
でないと、ハネムーン先の珍しいものをいっぱい買ってしまったり、開放感で衝動買いに走ってしまったりすることがあるからです。気をつけましょう。
そして、お土産に関しては誰のために買うのか、またいくつ必要なのか事前にリストなどを作成して準備をすると無駄なお金を使わずに済みます。
また、最近増えているのはハネムーン先で結婚の記念写真を撮ることです。
それも検討している場合は、予算に組んでおくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハネムーンの予算決めにおいて大切なポイントは伝わりましたか?
まずはしっかりとお二人のハネムーンに行く目的を決めて、二人にとってのベストなハネムーンを考えていきましょう。何か判断をしなければいけない時は度々その目的に立ち返りながら判断を下すようにして、ハネムーンを有意義なものにしましょう。
目的が定まったら、それにあった行き先を決めて、行き先に見合う予算を準備しましょう。
ハネムーンに行くための相場を理解し、目的と用意できる予算を考慮した上で、場合によってはパッケージツアーの利用も検討するといいでしょう。
他にもかかる費用が色々とあるので、それも忘れずに予算に組み込んで、ハネムーンを満喫してください。
皆さんが一生思い出に残る楽しいハネムーンを過ごせるようにFirst Filmのスタッフ一同、
心から願っています!