結婚式を挙げたカップルに結婚式費用について尋ねてみると、見積もり金額より約100万円ほど高くなった方が多いことがわかりました。
挙式の平均費用は約370万円ほどといわれており、決して安い金額ではありません。
「挙式直前や直後に、費用が予算より高くなってしまった…。」そんな事態は避けるためには、事前に挙式費用の削れるところや見落としがちな費用を把握しておくことが大切です。
そこでここでは、結婚式の費用で下げられるところや見落としがちな費用をご紹介していきたいと思います。
結婚式の費用で削れる6つのもの
過去5年以内に挙式をしたカップルに結婚式の費用で削ったものを尋ねてみると、下記のような結果になりました。
(結婚スタイルマガジントレンド調査2018より)
上位を占めるのは小物類、下位はゲストへのギフトと料理という結果になりました。
ギフトと料理はゲストの期待度が高く、節約したことが気付かれやすいため、あまりオススメできません。
また7位のゲストの人数に関しては、人数を減らすとおふたりの負担額が増えてしまう場合も…。特にご祝儀制の場合はその可能性が考えられます。
そのため、下位を除いて1位から6位までの項目について詳しくご紹介していきますね。
(1)ペーパーアイテム
・招待状
・席次表
・席札
・料理のメニュー
上記のペーパーアイテムは、ゲスト人数分を用意するため意外とお金がかかります。
安い業者にお願いしたり、DIYしたりすると、節約できます。
(2)ウェルカムボードなどの小物類
・ウェルカムボード
・テーブルアイテム
・リングピロー
・マリッジベア
・ハンカチ
・バッグ
小物類をシンプルにして、婚礼衣装などメイン部分を際立たせるのもひとつの演出方法です。
また、小物類はゲストがあまり見ていない部分なので、節約しても気付かれにくいです。
(3)写真やムービー
(4)会場装花
装花の見積もり金額の予想を上回る数字に驚愕した方は少なくありません。
しかし、なくすとなれば会場が少しさみしくなってしまうので、賢くコストカットしたいところ。
装花の節約ポイントは、下記の3つです。
・お花の種類の指定をしない
・グリーンや造花も使う
・あらかじめ大体の予算や装花を飾りたい場所、具体的な色合いを決めておく
お花はシーズンものです。季節外の種類のものを指定しまうと、金額が跳ね上がってしまうことも…。
また、グリーンや造花は華やかさやボリュームを出してくれる優れもの。
あらかじめ予算や装花を飾りたい場所、色合いを決めておいて、プランナーさんやフローリストさんに相談してみましょう。
参考になる写真を用意するなど、具体的であればあるほど伝わりやすいです。
(5)挙式や披露宴の演出
・フラワーシャワー
・花火
フラワーシャワーは、花婿花嫁を華やかにいろどり、インスタ映えバツグンの演出です。
しかし、会場によっては床に落ちたお花の清掃費用や、持ち込み料が発生する場合も。
また、花火は「あっという間に終わってしまった、やらなくてもよかった」そんな後悔の声も。
花火をする場合は、事前にどのくらいの時間行うのかチェックしておくとよいでしょう。
(6)新郎新婦の衣装
実はウェディングドレスは購入した方が費用を大幅に抑えられる場合があります。
中には、5万円以下のものもあります。ドレスのレンタル費用はおよそ20万円なので、大きなコストカットになります。
詳しくは、こちらの記事「5万円以下でウェディングドレスを購入!安く、賢く、かわいいドレス選び」をチェックしてみてください。
また、お色直しをなくすのもひとつの方法です。
お色直しは時間がかかるため、ゲストと交流する時間などが制限されてしまいます。
特に着たい衣装がない場合は、カットしてもよいかもしれません。
当日・後日に発生する費用と見積もり金額に出てこない費用に注意!
挙式をしたカップルに挙式費用について調査してみると、挙式費用が見積もり金額より平均約100万円ほど上がったと回答した方が8割にのぼりました。
(ゼクシィ結婚トレンド調査2018より)
なぜ見積もり金額より100万円ほども高くなってしまうのでしょうか。
実際の挙式費用が見積もり金額より高くなってしまう原因は、2点あります。
ひとつは、当日・後日に発生する費用があるため。
ふたつは、見積もり表に記載のない費用があるためです。
当日・後日に発生する費用の中で、見逃しがちなのが飲み物の追加料金。
飲み物の追加料金は、ゲストがフリードリンク以外のものを頼むと発生します。
そのため、あらかじめフリードリンクの種類の確認をしておくことをオススメします。
また見積もり表に記載のない費用の中では、ゲストへのお礼やお返しに注意が必要です。
受付や司会、余興、スピーチなど特別なお願いごとをしたゲストや、主賓として出席してくださった方、遠方からお越しの方には、事前にお礼を用意しておきましょう。
ゲストへのお礼については、こちらの記事「いつ・誰に・いくら用意する!?気になる、ゲストへのお礼・お車代マニュアル」をチェックしてみてくださいね。
その他見積もり金額でうっかり見落としがちな費用は、下記になります。
・お子さまやご高齢の方、アレルギーを持つ方に向けたお料理の費用
・着付け料や支度料など美容関連の費用
・ブライダルインナー
・ブーケや装花
・ウェディングケーキの入刀代
・お引き上げ料、介添(アテンダー)料
・1席につき10%が一般的!サービス料
式場によってブライダルインナーを買い取らなければいけないこともあります。
ブーケや装花などは、個数を確認しておきましょう。ゲストテーブルの数によって金額が増える場合があります。
ウェディングケーキは、ひとつの金額なのか、それともゲスト1人あたりの金額なのかをチェックしましょう。式場によっては入刀代がかかります。
お引き上げ料と介添(アテンダー)料はあまり聞き馴染みがないため、見逃しがちです。
お引き上げとは、挙式が終わったあとにヘアメイクを普段通りに戻すこと。
介添とは、動きにくい婚礼衣装を着ている新婦さまの身の回りのお手伝いをすることです。
また、サービス料もチェックしておきましょう。1席に10%の料金がかかるのが一般的です。式場によって金額が異なります。
まとめ
結婚式では、お金をかけるところとかけないところのメリハリが大切です。
おふたりが思い描く結婚式に必要なものと不必要なものをわけていきましょう。
もし迷ったときは、先輩花嫁のアドバイスを参考にしたり、ご両親に相談してみてください。
第三者の声を取り入れることで、答えがわかるときがあります。
本記事がみなさんのお役に立てましたらうれしいです。