ブライダルローンは結婚式などの結婚に掛かる費用を貸してくれるものです。
こだわりの結婚式を挙げたいときや、結婚資金に不安があるときなどに選択肢のひとつとして考えられます。
しかし、ブライダルローンは一般的なローンと審査の基準と金利の相場などの特徴がことなります。実際に借りるとなると、疑問が色々出てくるでしょう。
そこで本記事では、ブライダルローンの特徴やメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
ブライダルローンとは?
カードローンのちがいとメリット&デメリット
ブライダルローンとカードローンの大きなちがいは、3つあります。
1つは、使い道が限定されているかどうかです。
ブライダルローンの使い道は、結婚式や新婚旅行など結婚にかかるお金に限定されています。
カードローンは使い道が自由です。
2つは、金利です。
ブライダルローンは平均4〜7%ほどと低く、カードローンは平均3〜15%ほどと高めに設定されています。
最後は、審査のハードルです。
ブライダルローンは必要書類が多く、審査の基準が厳しめです。
一方で、カードローンは必要書類が少なく、比較的手軽にローンが組めます。
上記のちがいをメリットとデメリット別にまとめてみると、下記の表のようになります。
ブライダルローンは金利が低いメリットがありますが、審査のハードルが高く、使い道が限定されています。
また、申し込みから融資まで時間がかかる、必要書類が多いなどのデメリットも。
カードローンは、必要書類が少なく、審査のハードルが低いですが、金利が高いデメリットがあります。ただし、借りやすいため、ついつい借りすぎてしまうことも…。
ブライダルローンの審査の基準と金利について
ブライダルローンの審査は、カードローンに比べて厳しめです。
最低限の条件として、「収入が安定しているか」、「満20歳以上かどうか」の2点が挙げられます。
その他には、「これまでに支払いを延滞したことがないか」、「複数の会社でローンを利用していないか」などもチェック項目です。
もしご自身が条件に満たず、親が条件を満たす場合は、親名義で借りられることも。
結婚式費用は平均300万円かかるため、ブライダルローンも多くの金額を借りられるように対応しなければなりません。
ですから、返済能力があるかどうかきちんと審査をする必要があります。
・金利の計算例
ブライダルローンの金利は、平均4〜7%ほどです。
例えば300万円を借りて3年(36回払い)で返す場合、下記のようになります。
5年(60回払い)で返す場合、下記のようになります。
カードローンで金利15%で借りた場合は、下記のようになります。
ブライダルローンとカードローンの支払利息総額を見てみると、大きな差があります。
ブライダルローンはカードローンに比べて審査が厳しく、申し込みから融資まで時間がかかるデメリットがあります。しかし、金利が低いため、返済しやすいメリットがあります。
ブライダルローンの申し込みから融資までの流れ
ブライダルローンの申し込みから融資まで掛かる日数は、平均1〜2週間です。
申し込みから融資までの流れは、一般的なローンとあまり変わりません。
1、申し込みたいローンを選ぶ
2、結婚式場やWebサイト、電話などで申し込む
3、仮(事前)審査
4、仮審査に通過後、必要書類を提出
5、本審査
6、本審査に通過後、融資される
以下より補足していますね。
(1)申し込みたいローンを選ぶ
ブライダルローンは、銀行や信販会社が提供しています。
提供先によって金利や条件、上限金額、返済期間、申し込みから振り込みまでの期間などが異なるため、事前にチェックしておきましょう。
結婚式場によっては提携のローンがあるため、自由に選べないケースも考えられます。
(2)結婚式場やWebサイト、電話などで申し込み、仮(事前)審査を受ける
申し込みたいローンが決まったら、店頭や結婚式場、Webサイト、電話などで申し込みます。
(3)仮審査に通過後、必要書類を提出
仮審査に通過後、必要書類を提出します。
必要書類には、本人確認書類、収入証明書、資金の使い道を確認できる書類の3点が挙げられます。
申し込みから融資まで時間が掛かるため、事前に必要書類を用意しておくとスムーズに勧められます。
そして本審査に通過後、融資されます。
ブライダルローンを選ぶときのチェックポイント3選
最後に、ブライダルローンを選ぶときのチェックポイントを3つご紹介していきます。
(1)申し込み条件
ブライダルローンの審査では、各々「安定した収入があるか」、「満20歳以上」などの条件を設けています。
上記の他に、提携している結婚式場でのみローンを組めるケースなど、使い道を限定的にしているところもあります。
まずはじめに、ブライダルローンの申し込み条件をチェックしてみましょう。
(2)融資までの日数
申し込みから融資までどれくらいの日数が掛かるかチェックしましょう。
はやくて1週間、遅くて1ヶ月ほど掛かるので、急いでいる際は要注意です。
また、ローンによっては来店の必要があります。
銀行の窓口は15時までなので、来店が難しい場合は銀行以外や来店不要のローンがよいでしょう。
(3)金利、利息、手数料
ブライダルローンは大きな金額を借りることがほとんどですよね。そのため、金利の確認は必須です。わずか1%ちがうだけでも、利息に大きな差が出てきます。
金利が「4〜7%まで」などと幅がある場合は、高い方の数字に着目しましょう。
もし金利が上限金額になっても対応できるよう考えておかなければなりません。
ローンの利息を調べたいときは、カシオのkeisanサービスがオススメです。
まとめ
結婚に掛かるお金を借りられるブライダルローン。結婚をすると、結婚式、新居、新婚旅行など、お金が必要になることが多いです。どうしてもというときに頼れるもののひとつとして、知っておくとよいですね。
また、結婚式費用については、こちらの記事「結婚式の費用が高い!! 4つの理由を知って賢く節約」、「式場に払う費用だけじゃない!想定しておくべき結婚式にまつわる出費7選」、「気になる結婚式の費用!平均や相場や自己負担は?7つの真実教えます」がオススメです。
実際にローンを借りるときは、あらかじめ様々な商品を見比べてみて、返済しやすいものを探してみてくださいね。