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CHIHIRO UKIANA Web writer & Editor

2019.08.01

結婚式契約後のキャンセルをする前に知っておきたい費用と手続き

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結婚式を決めたけど、キャンセルをしたい…」、そんなときはなにをすればよいのでしょうか。

キャンセルすること自体はどの式場でも可能ですが、気になるのはキャンセル料金と手続き方法ですよね。

今回は、結婚式契約後のキャンセルについてご紹介していきたいと思います。

気になる費用や手続き方法、キャンセルをしないための対策もお話しますので、ぜひ一読くださいませ。

                        

結婚式場を契約後にキャンセルできる?どんな手続き?


結婚式場を契約後にキャンセルすることはできますが、キャンセル料が発生します。

キャンセル料はキャンセルしたタイミングによって異なり、基本的に挙式予定日に近ければ近いほど高くなります。

また、婚礼衣裳引き出物などを手配している場合、そのキャンセル料金も発生する場合があります。

まずはキャンセル費用がいくらになるのかを知るために、契約書を確認しましょう。

キャンセル料が発生するものとしないもの、キャンセルできないものなど、キャンセルについてしっかりと知ることが大切です。

                            

ャンセル料金が発生する2つの理由


キャンセル料金が発生する理由は、2つです。

結婚式場を契約すると、式場側はキープしておくために他の人に販売できなくなります。

そのため、キャンセルをするとキープしていた期間の損害が発生してしまいます。

また、キャンセルのための事務手続きもしなければなりません。

つまり、キャンセル料は、損害賠償金と事務手数料の費用というわけです。

                            

キャンセル料はタイミングによってちがう!費用の目安をご紹介


キャンセル料は、キャンセルするタイミングによって異なります。

下記は、日本ブライダル業界団体「日本ブライダル事業振興協会」によるキャンセル料の目安です。

①前日を含む 365 日以前 申込金の 25%または 3 万円のいずれか低い額まで
②364 日目以降 180 日目まで 申込金の 50%まで及び印刷物等の実費
③179 日目以降 150 日目まで 申込金の全額及び印刷物等の実費
④149 日目以降 120 日目まで お見積額(サービス料を除く)の 20%まで及び印刷物等の
実費
⑤119 日目以降 90 日目まで お見積額(サービス料を除く)の 20%まで及び印刷物等の
実費
⑥89 日目以降 60 日目まで お見積額(サービス料を除く)の 30%まで及び印刷物等の
実費
⑦59 日目以降 30 日目まで お見積額(サービス料を除く)の 40%まで及び印刷物等の
実費
⑧29 日目以降 10 日目まで お見積額(サービス料を除く)の 45%まで及び印刷物等の
実費
並びにその他外注品等の解約料の額
⑨9 日目以降前日まで お見積額(サービス料を除く)の 45%まで及び納品済み物
品等の実費並びにその他外注品等の解約料の額
⑩当日 お見積額(サービス料を除く)の全額
⑪ご日程の延期につきましては、解約の場合に準じたお取り扱いとさせていただきます。ただ
し、ご日程の確定している延期の場合には、別に定める細則により取り決めさせていただ
きます。
⑫すでに発注、その他手配が完了している別注品については、その料金を頂戴いたします。

ぱっと見ただけでも、キャンセル料は決して安くない金額だということがわかりますね。

以下より結婚式場見学、仮契約、本契約、打ち合わせのタイミングごとにキャンセル料の目安をご紹介していきます。

(1)結婚式場見学

キャンセル料の目安:0円

結婚式場見学の時点では、契約していないためキャンセル料は発生しません。

(2)仮契約

キャンセル料の目安:0〜数万円

仮契約(仮予約)は、ブライダルフェアなどで結婚式場を見学した際に、希望の日時の挙式を仮に押さえるシステムです。

一定期間(7~10日程度)のみ有効で、基本的にキャンセル料は発生しません。

ただし、仮契約時に内金を支払う場合は、手付金の一部または全額のキャンセル料が発生します。

仮契約時に内金やキャンセル料の確認をしておくと安心です。

(3)本契約

キャンセル料の目安:0〜数十万円

本契約は、手付金を支払って希望の日時の挙式を正式に押さえるシステムです。

金額は式場によって異なります。

手付金の一部または全額、または本契約後に行う打ち合わせに入る前であればキャンセル料が発生しない場合もあります。

(4)打ち合わせ

キャンセル料の目安:数十万~数百万円

挙式予定日の半年前から、婚礼衣裳やお料理について打ち合わせをしていきます。

打ち合わせ後のキャンセルは、式場のキャンセル料、外注のキャンセル料、実費の3つの料金が発生するため、高額になります。

結婚式では、婚礼衣裳のレンタルや引き出物、お花、司会者などを外注することがほとんど。キャンセルする場合は、こちらの外注のキャンセル料も発生します。

また、ご自身で手配した小物や、すでに印刷したペーパーアイテムなどはキャンセルできないため、そういった実費も掛かります。

                            

よくあるキャンセル理由と対策を3つご紹介


結婚式のキャンセルでよくある理由は、3つあります。下記にてひとつずつご紹介していきますね。

(1)他の結婚式場も見ておきたかった

「本当は他の結婚式場も見ておきたいけど、希望の日取りが埋まってしまうのがこわくて契約してしまった…」、そんな方は少なくありません。

特に、見学時に「今日契約すると○○円お得になります」、「早く予約しないと埋まってしまいますよ」などと担当者に言われてしまうと、焦りが出てしまいますよね。

「他の結婚式場も見ておきたかった」とならないように、事前に下記2つのことをチェックしてみましょう。
 
・仮契約ができるかどうかチェック

契約には、仮契約と本契約の2つがあります。

仮契約は、一定期間(7~10日程度)の間だけ、希望の日時の挙式を仮に押さえるシステムです。

本契約は手付金も支払い、契約書にサインをして正式に契約するシステムです。

仮契約は手付金がないことがほとんどで、キャンセル料も掛かりません。

もし、希望の日取りが埋まってしまうか不安な方は、仮契約をご検討してみてください。
 
・気になる結婚式場の情報を事前にチェック

結婚式場の見学に行く前に、気になる結婚式場をピックアップして、情報をチェックしておきましょう。

見学の際に他の気になる結婚式場の情報と比較できるため、不安要素を減らせますよ。

(2)最初に聞いていた話と違う

「いざ結婚式準備に取り掛かってみると、契約時に聞いていた話と違う…」、そんなときは、担当のウェディングプランナーさんと話し合うことが大切です。

例えば、レンタル婚礼衣裳の中で気にいったドレスがなく、外部から持ち込むことになりました。しかし、持ち込み料が発生することが判明。契約時に聞いていた話では、「婚礼衣裳の持ち込みができる」ということだけ。料金が発生することは知らされていなかった…。

そのようなときは、担当のプランナーさんに相談してみましょう。また、まだ契約していない方は、契約をする前に気になることをどんどん質問するのが大切です。

(3)担当のウェディングプランナーが契約時と違う

ウェディングプランナーさんは、挙式するおふたりのサポートをしてくれるスタッフです。

結婚式場を契約するときに、「このプランナーさんならお任せしてもよいかも」とプランナーさんの人柄に惹かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、中には担当のウェディングプランナーが契約時と違うケースもあります。

そんなときは、プランナーさん本人でなく、マネージャースタッフに相談してみてください。

                            

まとめ

結婚式のキャンセルは、挙式予定日から近ければ近いほどキャンセル料がかかってしまいます。

そのため、キャンセルする場合は早めの決断が重要になります。

また、キャンセルをせずにプランナーさんと相談をして改善していくのもひとつの方法です。

キャンセルをする前に、なぜキャンセルをしたいのか、どんなことが不安or不満なのかを整理してみてください。その際に両家や信頼できるお友だちなど第三者の冷静な意見を聞いてみると参考になるでしょう。

それからプランナーさんに相談をしてみて、もし改善が望めないならキャンセルをご検討してみるとよいかもしれません。

                        

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