結婚式の招待状が届いたら、まず用意しなきゃいけないのはお呼ばれドレス。どんなドレスを着ていこうか迷いますよね。いざドレスを買いに行こうとお店を回ると、可愛いドレスがいっぱいで思わず目移り。
だけど可愛さだけでドレスを選んでしまうと、新郎新婦の親族や参列者に白い目で見られてしまった・・・ということになりかねません。
でも、「白や黒のドレスはダメっていうけど、どうしても着たい。諦めなきゃダメ?」という方、いらっしゃいますよね。コーディネート次第では、白や黒のドレスでもOKなのです。今回は、マナーを押さえた今注目の結婚式お呼ばれドレスをご紹介します。
マナーが光る素敵な着こなしで会場でも憧れの的になりましょう!
お呼ばれドレスの基本マナーは〈その服装大丈夫!?女性必見!結婚式お呼ばれゲストのマナーまとめ〉でおさらいすることができます。
洋装の基本マナー
一般的な披露宴では準礼装で出席するのがよいでしょう。洋装は、昼と夜で装いが異なるのがルールです。夕方5時以降を夜と考えます。昼は、準礼装のセミアフタヌーンドレスか上品なワンピースやアンサンブル、ツーピースなどを選びましょう。いずれも、肌を露出しないのがマナー。アクセサリーも光るのは避け、パールなどで華やかさを演出します。昼の挙式においてキラキラするアクセサリーがNGとされるのは、写真撮影で光り物はストロボを反射してしまうから。
一方で夜はセミイブニングドレスが一般的。昼より露出の多い恰好をしてもOKです。でも、やりすぎはやはり禁物です。夜の挙式では宝石などの光るアクセサリーを合わせて、華やかに装いましょう。ただし、あくまで新婦より目立たないように細心の注意を。
(1)セミアフタヌーンドレス
昼の準礼装。ドレッシーなワンピースやスーツ、アンサンブルなどの肌を露出しないデザイン。アクセサリーと同じく、反射して光るストーンやスパンコールなどのビジューがついたものや、光る素材の生地は避けた方がよいです。代わりにアクセサリーはパールや布製のコサージュを。バッグ、靴はカーフやスエードなどを使うと上品にきまります。
・パステルカラーのふんわりドレス
出典元:http://www.laissepasse.jp/f/dsg-1051358
ネックラインに繊細なデコレーションが施されていて、顔周りを華やかに演出してくれます。ブルーベースのパープルは日本人の肌の色とも相性がよく、美白効果も期待できます。
・バイカラーの大人カワイイドレス
出典元:http://onepiece-rental.net/products/detail.php?product_id=1744&date1=&date2=
2色切替のドレスはきちんと感があります。パフスリーブやリボン、裾が広がるプリンセススカートなど、かわいい要素はいっぱいですが、ベージュと黒という落ち着いた色の組み合わせで上品に大人っぽく着こなすことができます。袖付きなので1枚で着てもOK。羽織るならストールやショールを合わせるとよいでしょう。
・シンプル抜け感ドレス
出典元:http://www.lestrose.jp/fs/lestrose/ALL5/20091515200183
今年流行の袖レースで、お呼ばれドレスもヘルシーな透け感を狙ってみましょう。二の腕の露出が少ないので、ノースリーブに抵抗がある方にもオススメです。一見シンプルなドレスですが、肩にリボンがあしらわれていたりと、細かいところに乙女心をくすぐられます。また、ネイビーは着こなしやすさも二重丸です。
・クラシカルレディドレス
出典元:http://item.rakuten.co.jp/girl-k/fu-040/
高い切り替え位置で足長効果抜群!体のラインが出にくく、体型カバーも叶っちゃいます。総レースのトップスで大人のかわいらしさをアピール。ミセスにこそ似合う大人のエレガントスタイルです。
(2)セミイブニングドレス
夜の準礼装。正礼装であるイブニングドレスより肌の露出を控えたデザインの、長めの丈のワンピースが基本となります。昼の挙式とは異なり、シルクやサテンなどの、光沢のある素材のものを選ぶとよいでしょう。それに合わせて、アクセサリーはダイヤモンドやゴールドなどのジュエリー。バッグは光沢のあるシルク、ビーズの刺繍がついた華やかな小型のデザイン。靴はエナメルのパンプス、飾りがついたデザイン性のあるもの、ゴールドやシルバーなどを合わせるととってもゴージャスな雰囲気になります。
・ヘルシーな肌見せ清楚ドレス
出典元:http://www.laissepasse.jp/f/dsg-1051585
パウダーブルーが清楚なこちらのドレス。アメリカンスリーブがヘルシーな肩見せを叶えてくれます。スタンドカラーにはパール&ビジューがキラキラ光り、夜の挙式にはぴったりのドレス!かわいらしいドレスにシルバーのクールなパンプスを持ってくるとおしゃれ上級者です。
・素材に技ありシンプルドレス
襟元の大きなサテンリボンが愛らしいアクセントになったワンピース。ボディ全体に立体感のある大ぶりレースが用いられ、落ち着いたカラートーンながらも華やかな装いが叶います。
・ママのためのリラックスマタニティドレス
出典元:http://www.fantadress.co.jp/SHOP/RMT-027.html
こちらは妊娠中の女性のためのパーティドレス。ファスナーはなく、かぶって着脱できます。妊娠中気を付けることは、体を締め付けないことと冷やさないこと。こちらのドレスはネック周りも空きすぎず、袖丈もあるので、一枚で安心して着ることができます。
タブーとされている白や黒のドレス。どう着こなす?
(1)全身白っぽいコーディネートはNG!
・NG例
出典元:http://www.lestrose.jp/fs/lestrose/ALL5/20101515900109
白ドレスは花嫁さんの色なのでタブー。クリームベージュやシルバーなどのドレスも、明るい色の小物と合わせると全身が白っぽい服装に見えるのでNG。 濃い色のバッグ、くつを合わせ、「全身白」を避けるとOKです。部分的に白を使うのは問題ありませんが、上に羽織るものが白だと、着席中に白ばかり目立つので気をつけましょう。
・OK例
出典元:http://onepiece-rental.net/products/detail.php?product_id=1527&date1=&date2=
黒ボレロと黒バッグを合わせれば、白のドレスでも結婚式のお呼ばれスタイルに変身。ネックレスは細かな粒パールのものを重ねづけして、華やかなドレスにマッチするようにしましょう。ウエスト周りが絞ってあるので、くびれをくっきりと見せてくれて、抜群のシルエットが叶います。
(2)全身黒のコーディネートはNG!
・NG例
全身黒の服装は「喪服」をイメージさせるので、結婚式ではタブー。 黒いドレスを選んだ時は、明るい色の羽織物、バッグ、靴を合わせ、「全身黒」を避けるとOKです。また、素材にも注意。黒は素材によっては喪の色に見えてしまいます。サテンやベルベットなどの光沢のある素材で派手なデザインを選び、華やかさをプラスしましょう。
・OK例
出典元:http://ondineclub.net/SHOP/s385171501.html
小物にパウダーピンクを合わせた「大人カワイイ」スタイル。黒いドレスも小物次第でこんなにかわいくなります。バッグ、靴、ボレロなどの小物は色を統一すると綺麗です。
出典元 http://www.sugarmatrix.net/f/dsg-66867?pbc=strawberryfields
黒でも素材を変えればパーティ用の華やかなものになります。こちらは光沢ある生地に大胆にゴージャスなファーをあしらったデザイン。小物はビジューのついたものやラメの入ったものなどを使ってドレスの黒を格上げしましょう。
露出が多いドレスを買っちゃった!これってマナー違反?
(1)肌の露出が多いドレスはNG!
・NG例
出典元:http://www.buyma.com/item/15775624/?ba_af=recent_at_other
結婚式や昼の披露宴では、ひざ上10cm以上のミニ丈、胸元大きくを見せる襟ぐり、太ももまでのスリットなど、露出が多いデザインはNG。また一般的なマナーとして、肩を出した服装もNGなので、ノースリーブのドレスの場合は羽織物が必要です。ただし、カジュアルな披露宴、夜の披露宴では、肩を出した服装でもOK。ストールは落ちて肩が出てしまわないよう、コサージュなどで止めておけば安心です。
・OK例
出典元:http://onepiece-rental.net/products/detail.php?product_id=739&date1=&date2=
ストールをまくだけで露出を抑えることができます。夜の挙式であっても、ストールは一枚持っていきましょう。肌寒いと思った時に羽織ったり、行き帰りに羽織ったりと、あると大変便利です。
出典元:http://www.buyma.com/item/17889844/
ジャケットタイプの羽織物は、きちっと感を演出してくれます。襟付きはクールな印象を、ノーカラージャケットはフェミニンな印象を与えることができます。自分のなりたい印象に合わせてチョイスしてみてください。
小物はどんなものが便利?
(1)アクセサリーのマナー
「ドレスが華やかだから、アクセサリーは無しでいっか!」はNG!フォーマルな場ではアクセサリーを付けるのがマナーです。ドレスやワンピースなどにアクセントを加え、さらに引き立てるのがアクセサリー。大きなコサージュや花冠、ティアラなど、新婦が目立たなくなるほど派手派手しいアクセサリーはマナー違反。節度を守って、華やかなおしゃれを楽しみましょう!
・昼の結婚式
出典元:http://riz-jewelry.co.jp/r-note/garally14
昼の結婚式では基本的に光るものは付けないのがマナーです。ダイヤモンドやゴールドのアクセサリーを付ける場合は小さいものにします。パールは光らず、上品さを演出できるのでおススメ。注意したいのは、「お葬式でもつけてるな」と思われるようなパールネックレス。一連のパールで使いたいのであれば、ロングタイプのものと重ねづけしたり、コサージュを添えたりするなど、華やかに見せる工夫を。生花のコサージュは新郎新婦のみが付けられるものなので、コサージュは布製のものにします。また、南洋パールなど、大粒のものはOKです。ただしブラックパールは縁起が悪いので、結婚式ではタブー。パールのネックレスのほかにも、シルバー、ラインストーンなどが、昼の結婚式のアクセサリーとしておすすめです。
・夜の結婚式
出典元:http://www.fdcp.co.jp/4c-jewelry/jewelry/diamond/
一方、イブニングドレスやセミイブニングドレスを着ることが多い夜の結婚式では、昼とは逆に、照明に輝く宝石類や大きめのゴールドなど、華やかなアクセサリーを身に付けます。 その他にも、昼の挙式でも窓が一切なく間接照明の式場や披露宴の場合は、光り物でも大丈夫です。ただし、地方などしきたりを大切にしているところでは控えましょう。
(2)足元のマナー
足元は昼夜共に「ベージュのナチュラルストッキング+ヒール5cm以上のパンプス」が基本です。黒タイツ、カラータイツ、網タイツ、素足はNG。ただし模様の入った黒タイツやラメ入りのベージュストッキングはOK。 靴は、ブーツ、サンダル、つま先やかかとの見えるミュールはカジュアルな印象になるので避けましょう。アニマル柄のものは殺生を連想させるので、結婚式には不向きです。
・結婚式OKなパンプス
出典元:http://www.dianashoes.com/shop/g/g160035700011/
かかと部分に華やかな装飾があしらわれたヒール。流行のアーモンドトゥは大人っぽくハンサムな印象になれます。また、アラウンド7cmヒール(6.5~7.5cm)のものを選べば、無理なく履けて美脚も目指せます。
・ローヒールはダメ?
出典元:http://www.laissepasse.jp/f/dsg-1050466
フォーマルシーンではヒールのある靴が常識ですが、いつもローヒールばかり履いている人にとっては、辛いことも。ヒールは足が痛くてどうしてもだめ、という場合は、ローヒールでもエナメル素材のものや、リボンや光るストーンなどの飾りのあるものなど華やかなシーンにふさわしい靴を選んでください。
出典元:http://www.laissepasse.jp/f/dsg-1051574
シルバーのヒールはフェミニンなドレスと合わせても、パンツルックに合わせてもハマる優秀なアイテム。飾りがなくても、色だけで華やかさをまとうことができます。
(3)バッグのマナー
必要最低限のものだけバッグに入れ、入らないものは紙袋などに入れて持ち歩かず、クロークに預けます。なるべく中身はコンパクトにしましょう。小銭、カード、コンパクトなカメラ、携帯電話、鍵、名刺くらいで十分です。小銭とカード類はバッグの大きさに合わせて切っておいた封筒に入れておくとかさばらずスマートに持ち運べます。化粧直しに必要な口紅やコンパクトは、1回分の試供品を利用するとスペースを取らず便利です。
・クラッチ
バッグは華やかなデザインの小ぶりなクラッチバッグを選びましょう。ほかの小物と色合いやテイストをそろえるとまとまります。
出典元:http://www.laissepasse.jp/f/dsg-1050464
・ショルダーバッグ
椅子の背に掛けられる場合もあるので肩掛けのできるバッグもよいでしょう。チェーンの場合は、ドレスや他の人に引っかからないよう気を付けて。
出典元:http://www.laissepasse.jp/f/dsg-1051567
・ファーのバッグ
秋冬の結婚式やファーのボレロと合わせてもかわいいファーのバッグ。これを持つだけで「かわいい」が叶います。普段使いもできて一石二鳥です!
出典元:http://elleshop.jp/web/commodity/000/252015216102/
・自立するバッグ
床に置いてもちゃんと立つバッグは優秀。コロンと転がらず、スマートな印象を与えられます。
出典元:http://item.rakuten.co.jp/twinklegirls/partybag169-6037/?scid=af_pc_etc&sc2id=66742679
・あると便利!バッグハンガー
披露宴のバッグの置き場所に困りませんか?椅子の背に置いている方が多いと思いますが、厚みのあるバッグだと座り心地が悪いですよね。披露宴は長時間なので、ちょっとしたことで体に大きな負担がかかってしまいます。そんな時には、シンプルなバッグハンガーを用意して、かけておくのがいいですよ!
出典元:http://www.assiston.co.jp/2213
バックハンガーとは、バッグの置き場に困った時、サっとテーブルに取り付けて、大事なバッグを掛けておくことができるもの。披露宴でも一つ持っておくとバッグの置き場に困りません。
バッグハンガーのデザインはいろいろ。かわいいデザインのものからシンプルなものまで幅広いです。結婚式以外にも普段の生活でも使えるので、一つ持っておくのも大人のマナーとして素敵かもしれませんね。
こんなときどうすれば?
(1)「平服で」と案内されたら
「平服でお越しください」というご招待を受けたら、どんな服装にするか悩んでしまいますよね。平服というのはカジュアルな服と言う意味でなく、略礼装で構わないということ。洋装ならドレッシーなワンピースを選びましょう。アクセサリーもきちんとつけて。スカーフを華やかにしたり、バッグや靴もパーティ用の華やかなものに。柄物だったらクラシックな、おしゃれなプリントやジャガード織などがおススメです。
出典元:http://item.rakuten.co.jp/girl-k/fu-033/
(2)挙式からの披露宴に続けて出席。同じ服でもいい?
同じホテル内のチャペルでとか神殿でというなら、同じ服で問題ありません。外の教会で式を行って披露宴会場へ移動するという場合は、昼間は光り物などマイナスし、夜披露宴会場についてからプラスするようにします。もし着替える場合は、予約は自分ですること。新郎新婦に頼むと予約代やセット代を負担させてしまうこともあります。
まとめ
結婚式や披露宴に招待されて服装を考える時は、どういうスタイルの披露宴なのかを掴むことが大前提。格式高いホテルで、きちんと仲人を立てて行う披露宴と、結婚する当人たちが企画し、仲人を立てないカジュアルな披露宴では、服装を考える基準に違いがあります。招待状などで雰囲気をつかんだり、一緒に式に出る人がいればリサーチしたり、新郎新婦に電話で聞いてみてもよいでしょう。マナーを守って参加者全員が心地よい式になるよう素敵なドレスの着こなしをしましょう!