結婚式に何度招待されても、「何を着て行こう?マナーがいまいちわからない。」という方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
意外と結婚式のマナーは多岐に渡り存在していて、「結婚式は何度も出席しているから大丈夫」と思っている方でも、知らないことも多いもの。そこで今回は、結婚式お呼ばれゲストの服装マナー女性編をご紹介させて頂きます。
是非、大切なご友人ご親族の方の結婚式出席の際、準備のご参考になれば幸いです。
ドレス選びで注意する点は?
(1)白系のドレスは避ける
出典元:http://www.buraidarus.com/short-dress/p-160.html
「白」は花嫁のウェディングドレスを連想させてしまうのでNGです!また、白だけではなくクリーム系や薄いピンク系の色は写真の映りによっては白色に見えてしまうので避けた方が無難です。
白のドレスを着てしまった場合、恥をかくのは自分だけではなく新郎新婦もとても不快な気持ちになってしまうので注意しましょう。
(2)全身真っ黒
スタリッシュで無難と思われがちの黒ですが、ドレスに靴に小物にと全身真っ黒になってしまっては喪服をイメージさせてしまうので避けましょう。
黒のドレスがNGという事ではないので、その場合は靴や小物で色鮮やかにコーディネートすると良いです。
(3)肌の露出はホドホドに
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胸元がざっくりあいているドレスや、丈の短すぎるドレスは幅広い年齢層の方が列席されている結婚式では快く思わない方もいますので、控えめにする事をおすすめします。
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もちろん、ノースリーブやキャミソールタイプのデザインのものはとても素敵ですよね。
その場合は、ストールやショールを羽織って調節しましょう。
(4)スカート丈はひざにかかる位がベスト!
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基本的には膝上5cm〜膝下丈が基本です。短すぎるスカート丈やタイトスカート、体のラインがくっきり出てしまうものは避けたいものです。
(5)夜の時間帯の披露宴は露出OK??
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夜の時間帯の正礼装はイブニングドレスといって、原則としては袖のないベアトップ・キャミソール・ホルターネックなどのデザインになっており腕や胸元・背中が大きく露出し、スカート丈は床スレスレかくるぶしが隠れる位のロング丈のワンピースが正式とされているので、披露宴の時間帯によっては良しとされる場合もあります。
しかし、挙式においては昼夜いずれの時間帯でも必ずストールやショールを羽織って、露出を避けましょう。
(6)柄ものはOK?
フォーマルな場では無地が基本です。
(7)ヘビ柄やワニ柄をつかったものはタブー!
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殺生(せっしょう)をイメージする事から、おめでたい結婚式の席では避けられています。
(8)ファーのボレロはダメ?
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冬の寒い時期などに、着ている方を多く見かけるファーボレロ。
お葬式ではNGですが、結婚式ではOKとされていたり、最近のマナー本などでも「絶対にNG」と記載されているものは無いようですので、着用していったからといって「非常識な人!」と思われる事は少ないと思います。しかし、年配の方で気にされる方はいらっしゃるかもしれないので、できれば避けた方が無難です。
寒さ対策で着用するという考えであれば、結婚式場に入ってしまえば、会場内はかなり暖かいのでファーボレロでなくても十分に過ごせます。
靴の選び方
(1)靴も露出少なめ!ぺったんこNG!
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ヒールがあり、つま先・かかとが隠れるパンプスが基本的なマナーです。
ヒールは3cm以上で細身のもの。妊婦さん以外は、ヒールのあるものを着用するのが基本です。太いヒールはカジュアルに見えてしまうので、細身のヒールの方がよりエレガントに見えます。
ミュールのようにかかとが隠れないものは、サンダルの様に見えてしまいだらしなく見えてしまうのでNGとされています。
NGとされる靴
出典元:http://item.rakuten.co.jp/0101marui/ls313287050101/
・サンダル
・ミュール
・ブーツ
・ブーティー
(3)生足NG!ストッキング着用必須!
生足はマナー違反となりますので、必ずストッキングは着用しましょう。
出典元:http://item.rakuten.co.jp/shirohato/a09950/
昼間の結婚式では肌色(ベージュ)が最もフォーマルです。
黒色のストッキングは、弔辞のイメージがあるので避けましょう。
若い方で着用されている方を多く見かけます。
また、カラータイツや網タイツもNGです。
バックの選び方
(1)バックは小ぶりなものを
出典元:http://zozo.jp/shop/rosebud/goods/909270/?rid=1070
結婚式などのフォーマルな場では、いくら高級ブランドのものでも大きなバックはマナー違反です。小ぶりで上品な素材のものを選びましょう。
(2)ショップ袋を使っていませんか?
出典元:http://store.shopping.yahoo.co.jp/1pia/ch-ppbag-w15.html
小ぶりのバックでは何も入らないからと言って、高級ブランドのショップ袋などに荷物を入れて会場内に入っていませんか?
式場までは、持って行く分には問題ありませんが挙式・披露宴会場に持ち込むのはマナー違反です。
式場には必ず、「クローク」という荷物を預けられる場所がありますので、必要最低限の物だけを持ち、その他のコートや荷物はクロークに預けましょう。
出典元:http://www.jrhtb.hotelokura.co.jp/feature/enjoy/hotel.html
アクセサリーの選び方
(1)アクセサリーは昼夜で使い分け
昼の時間帯では、キラキラと輝くアクセサリーを選ぶのが基本です。
定番はパール。どの服装にも合わせやすいアクセサリーですよね。その他には珊瑚やとトルコ石、ラピスラズリ、ムーンストーン、メノウなどがおすすめです。
・パール
出典元:http://item.rakuten.co.jp/g-woman/ac-c-11/
・珊瑚
出典元:http://www.ever-jewelry.com/stone/coral.html
・トルコ石
出典元:http://www.ever-jewelry.com/stone/turquoise.html
・ラピスラズリ
出典元:http://www.nayobica-world.jp/hpgen/HPB/entries/89.html
・ムーンストーン
出典元:http://store.eighthundredships.com/?pid=33626856
・メノウ
出典元:http://item.rakuten.co.jp/auc-select-a-japan/b426/
自分の婚約指輪などをつけるのはOKですが、キラキラと輝きの強い宝石やゴールド系のアクセサリーはタブーなので、夜の時間帯にある披露宴や二次会などで輝きのあるアクセアリーを着用して使い分けるのがいいですね。
(2)ブラックパールは避けた方がいい?
黒真珠(ブラックパール)は、お葬式のイメージが世間一般的には強いようです。しかし「絶対につけてはいけない!」というルールは無いのでNGではないのですが年配の方や目上の方がいる場合は、そういった印象を持っている方もいるので避けた方が無難でしょう。
(3)イヤリング・ピアスはどんなものがいいの?
よく、揺れるイアリングは縁起が悪いのでは?と言った質問を見ますが、特にイアリング・ピアスに関する厳密なルールは無いようです。
度の超えた派手すぎる物は避け、あくまでも花嫁が主役という事を念頭に置いて、ドレスに合う物を選びましょう。
(4)着物の場合はどうする?
着物を着ていくときめたら、イヤリングやピアスはつけない方が無難です。
もし、つける場合でも大振りなものや揺れるものは避け、小ぶりで目立たないものをさりげなくつける方がいいようです。
ヘアスタイルで気をつける事
(1)髪型
出典元:http://shizuoka.womo.jp/hairsalon/minitopi/detail/ID/119
結婚式はフォーマルな場なので、きちんと感が出ているかはとても重要です。
ですので、基本的にはアップスタイルをおすすめします。
ダウンスタイルで列席される方も少なくないですが、セットのされ方によってはいつもと変わらないスタイルじゃ?と思われる事もあります。
自分でセットするのも選択肢の一つではありますが、セット技術に自信のない場合は美容院でしっかりとセットしてもらう方が間違いないでしょう。
(2)花系のヘアアクセサリーはできれば避ける!
生花は花嫁のヘッドドレスのように見えてしまうのでNG。また、造花やコサージュだとしても出来るだけ避けた方が良さそうです。
(3)ヘアバンド・カチューシャ
出典元:http://item.rakuten.co.jp/night1/6384/
ヘアバンドやカチューシャは簡単に髪をまとめらて便利ですが、カジュアルとみなされるのでフォーマルなシーンには向きません。
たとえ、細めのカチューシャでパールやビジューがついているものでも光の反射などで花嫁のティアラをイメージさせてしまうかもしれないので、避けた方が良さそうです。
(4)ティアラ
出典元:https://www.flickr.com/photos/meire/5541068093/in/set-72157625910013219
花嫁が身につけるものなので、間違ってもつけて行かないようにしましょう!!
(5)小ぶりのバレッタやピンでアクセントを
出典元:http://item.rakuten.co.jp/girl-k/k-k-176/
当日の主役は「花嫁」という事を忘れずに!あくまでもヘアアクセサリーはアクセントの一つとして考え、バレッタやピンを使って控えめで上品な装いにしましょう。
メイクにも気配りを!
出典元:http://www.muaserved.com/gallery/Focus-on-Makeup/4748127
濃すぎるメイクや香水のつけすぎは、周囲に不快感を与えてしまいます。
ドレスの雰囲気に合わせた上品で華やかさのあるメイクを心がけましょう。しかしノーメイクはマナー違反になりますので、普段お化粧をあまりしないという方はヘアセットと合わせて美容院でお願いするのもいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の内容はあくまでも一般的なマナーです。
オリジナルウェディングなどでは、スニーカーやビーチサンダルがあえてのドレスコードにするなどといった様々な形態の結婚式がありますので、服装についてはどんな方が列席するのか、二人がどんな雰囲気のパーティーを望んでいるのか。によっても変わってくると思いますので今回の内容はあくまでも一般的なマナーとしてご参考にしして頂ければ幸いです。