結婚式の日取りといえば、真夏や真冬は避け…雨のあまり降らない月。
連休の中日や世間的なイベント日はさけて…もちろん休日の大安!
そうして、これから結婚式を挙げようとするカップルは、ほとんど皆同じように考えます。
そのためどうしても結婚式の予約は特定の日に殺到してしまいます。
春だったら4、5月。秋は10、11月。土日祝の、大安日。
そうした人気の日取りを勝ち取るために、1年以上前から予約をとる強者もいるほどです。
しかし、万人が望む人気の日取り。
果たして本当に、二人やその家族、招いたゲストにとって、幸せな結婚式をつくれるのでしょうか?
人気の日取りに隠された真実!
(1)1日3回転する式場!人出不足でスタッフの質が…!?
打ち合わせで訪れた式場…笑顔が素敵なスタッフに、サービスの行き届いた接客。
雰囲気も明るく和やかで抜群!大満足で、式場を決めたかもしれません。
しかし、それが人気の日取りには一転することも…。
予約が集中する日には、式場は1つの会場で1日に3組のお客さんの披露宴を挙げます。
とにかくスケジュールに遅れが出ないようスタッフはピリピリ。緊張感が漂います。
リーダーにこそベテランスタッフがついているものの、人手が足りないため臨時スタッフを増やしています。
あまり慣れていないスタッフが緊張の面持ちで、ゲストの接客にあたっているかもしれません。
(2)カメラマンがアルバイト!?
同じく撮影をまかされるカメラマンも各式場へ一斉に出はらっているため、人手不足に陥ります。
そこで、繁忙期にはプロのベテランカメラマンではなく、アルバイトが雇われることがあります。
結婚式を挙げた後日、送られてきた写真や映像を見てビックリ。
事前に見ていたサンプルと全然違う!なんてことになってしまわないよう、当日来るカメラマンの確認をしましょう。
もちろん臨時でアルバイトを雇わずに、しっかりプロのみで撮影に臨む業者もありますが、その場合は早い段階で空きがなくなってしまう可能性が高いです。
カメラマンも日取りが決まり次第すぐにおさえましょう。
(3)ロビーもお手洗いも大混雑!
各式場、全ての会場で披露宴が行われている状態なので、ロビーやお着替え部屋、お手洗いなどは人が溢れかえります。
式場側も混雑しないようにと、時間をずらすなど対策はとります。
しかし、ゲストが早めに来てしまうことが多く、どうしても混雑してしまうのです。
(4)人気の日取り。式場との交渉に不利?!
持ち込みをしたい。式場のプランにないことをしたい。
色々とやりたいこともたくさん出てくると思います。
しかし、人気の日取りは3回転することもあって、イレギュラーなことをして進行を遅らせたくないという気持ちがスタッフ側には強くあります。
たとえ、お客様の少し難しい要望を断ってしまって、別の式場に変えられてしまったとしても、人気の日取りであれば、また新たなお客様が次から次へとやってくるため、式場側にはあまり痛手ではありません。
嫌ならよそで挙げてくださいと言わんばかりの、売り手市場になってしまうのです。
閑散期なら少し困ったことをいうお客様でも、うちの式場であげてほしい!と思っているため、要望が通りやすくなることがあります。
大安にこだわる両親を説得するには?
最近の若い人たちの中には、大安にこだわりのない人もいます。
むしろ費用も安くなるし、他の日取りの方がいいとすら思うかもしません。
しかし、両親や親族の中には六曜をとても気にする方もいます。
トラブルにならないよう、必ず決める前に相談をしましょう。
そこで、どんな風に両親を説得すればいいのか?
伝え方のアイディアをご紹介します。
(1)大安の日がとれなかった
式場のせいにしてしまいましょう。
どうしても、その式場で挙げたいけれど、「人気の式場で、ずっと先まで大安の日はいっぱいだった」と両親に伝えましょう。
式場のよさを伝えて、二人がこだわっていることがわかれば、両親もわかってくれるはずです。
(2)実際の値段の差を提示する
大安以外の日には、費用が安くすむことがあります。
人気の日取りとの費用の差を具体的に数字で見せて説得しましょう。
その差額で、新生活の家電や家具にお金をまわせることがわかれば、両親も少し考えを変えてくれるかもしれません。
また、お得な特典がついてくる場合もあるので、そういった点から説得しましょう。
(3)入籍日を大安にする
結婚式よりも入籍日を重視していることを伝えましょう。
結婚式は、土日祝にしか挙げられなくても、入籍は平日に出すことができます。
土日祝の大安を選ぶよりも、選択肢の幅が広がります。
また、大安以外の日であっても、時間帯によってはお日柄のよい日もあります。
そこまで考えた上で、二人が選んだことなら両親も納得するはずです。
六曜の意味とは?お日柄を攻略すれば「大安式」にしばられなくても大丈夫!
を参考にしてみてくださいね。
一生続く記念日。少し立ち止まって考えてみよう
また、二人の間にはすでにたくさんの記念日が存在していると思います。
付き合った日。プロポーズされた日。それぞれの誕生日。入籍した日。など…
記念日はケンカの元となりやすく、中でも結婚記念日は重要で、忘れてしまうと大問題になりかねません。
そのため、記念日ははじめから二人が覚えやすい日にすることが重要です。
単純に大安という点で選んでしまうと、縁もゆかりもない日であることが多く、忘れがちになってしまいます。
(1)語呂で選ぶ
覚えやすい語呂がいい日や、世間で話題にのぼる日にするのはどうでしょうか?
ニュースになることもあるので、思い出すきっかけが増えます。
4月22日(よい夫婦の日)
5月22日(ご夫婦の日)
7月22日(仲良し夫婦の日)
11月22日(いい夫婦の日)
2月9日(福の日)
3月9日(ありがとうの日)
8月10日(ハートの日)
10月2日(永久の日)
11月11日(ポッキーの日)
(2)すでにある記念日から選ぶ
また、これ以上記念日を増やさないために、これまでの記念日の中から選んで、同じ日を結婚記念日にするという選択肢があります。
付き合った日を結婚式の日にすると、「付き合って◯年目。結婚して◯年目」と数えやすくなります。
(3)あえて閏年を選ぶ
2月29日。
思い切って4年に1回しかやってこない記念日を楽しみにするという選択はどうでしょうか?
より貴重な1日になるので、盛大にお祝いをしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大安以外の日に結婚式を挙げても幸せな夫婦はたくさんいます。
何年たっても色あせない大事な記念日。
二人で納得するまで相談しましょう。