結婚式の余興でこんなはずじゃなかったのに…と過去に余興をして痛い思いをした方。はたまた自分では大成功!と思っていても実は周囲にはあまり良い印象として残っていないケースも。
そこで今回は、余興を失敗しない為の絶対抑えておくべきポイント8つをご紹介致します。
余興準備のご参考にして頂ければ幸いです。
余興の準備段階で気をつけること3つ
(1)時間は守る
余興にかける時間の目安は、だいたい5分〜10分程です。芸人さんを呼んだり、プロの生演奏でもない限り、これ以上長くなってしまうとゲストは飽き始めてしまいますし、何より披露宴の進行の妨げになります。
披露宴は限られた時間の中で、新郎新婦が様々なイベントを考え当日を迎えています。
余興の時間が大幅に延びたことが原因で、それ以降のイベントを足早に進めなければいけなくなった…なんて迷惑な事態にならないよう、時間は必ず守りましょう!
(2)事前準備は入念に
仕事や家事、育児に追われる日々の忙しい中、余興の準備は大変です。
しかし、せっかくのお祝いの門出でなあなあに済ませてしまっては失礼。頼まれたからには、事前に余興のメンバーで集まり入念な打ち合わせと練習をして本番に臨みましょう。
準備は大変ですが、学園祭のような気分になり頑張って準備した分、きっと新郎新婦も喜んでくれるはずです。
当日、マイクを複数使用したり、楽器を持ち込んだり、大人数でダンスを披露する場合などは事前に会場に問い合わせ、マイクはいくつあるのか?踊れる十分なスペースがあるのか、などを確認しておくと安心です。
(3)本番前に飲み過ぎない
一般的に、余興の順番は披露宴の後半。新郎新婦がお色直し入場した後になります。
緊張のあまり、つい飲み過ぎて余興の本番までに泥酔、せっかく準備してきた余興もおろそかな内容になってしまった…なんて体験談もあるので、飲みすぎには注意しましょう。
余興の内容で気をつけること5つ
(1)内輪ネタは避ける
ごく一部の友人の間でしかわからない内輪ネタはできれば避けたいところ。
やっている本人と新郎・もしくは新婦は楽しいかもしれませんが、内容がマニアックすぎるとその他のゲストはついて行けずシラけてしまいます。なるべく、ゲスト全員が楽しめるようなアイディアを考えましょう。
(2)下品な内容はNG
下ネタや、過度な露出など見ていて不快になるような行為・内容は避けましょう。
二次会のような雰囲気と勘違いしてはいけません。披露宴は、会社の上司、親族など年配の方もいるので失礼に当たらない様、最低限の配慮が必要です。
(3)余興で避けたいNGワード
①忌み言葉「切れる」「割れる」「別れる」など
忌み言葉は、その場にふさわしくない不吉な言葉で、結婚式の場では別れを連想させるような「切れる・割れる・別れる・終わる」などが忌み言葉とされているので、絶対に避けましょう。
②元カレ・元カノ話
スピーチでも失敗談として、よくあがるNGワード。
ウケると思って話した新郎の過去の恋愛話や、新郎も知らない新婦の元カレ話など軽い気持ちで過去のことを暴露して会場全体が一気に凍りついた。その話がきっかけで、二人が喧嘩を始めてしまった。など、取り返しのつかない大惨事になりかねないので、過去の恋愛話は避けましょう!
③失恋や別れをテーマにした曲
歌やダンス、DVDを使った余興を披露する際のBGMの選曲では、失恋や別れをテーマにした歌ではないか、雰囲気だけで選ぶのではなく、歌詞もしっかりと確認しましょう。
洋楽の場合、特に注意が必要なので、ネットなどを利用して日本語訳をチェックすることをおすすめます。
(4)グダグダ
寸劇や、ゲスト全員を巻き込んだクイズ形式の余興でよく陥りがちなのが、進行がグダグダで15分以上時間を費やしてしまい、ゲストもはじめは盛り上がっていたものの、だんだん飽きてきてしまうケース。
時間配分や、メリハリのある仕切りは絶対に必要です!事前に必ず、何分位かかるのかシミュレーションを行いましょう。
せっかく考えた余興でも、メリハリのないグダグダな内容になってしまうとシラけてしまうのでご注意を。
(5)DVDの再生確認は必須!
余興でDVD上映を予定している際に気をつけたいのが、DVDの再生チェックです。
時間をかけて制作したDVDが、当日会場のプレイヤーで上映できなかった…という事例は少なくありません。
披露宴前に確認するのはもちろんですが、できれば結婚式の前日までには会場に一度DVD を持ち込んで再生できるかの確認を行う事をおすすめします。
事前に会場に出向くのが難しい場合は、郵送で送るか、もしくは当日DVDだけではなく制作に使用したパソコンも持参しましょう。
パソコンがあれば、万が一DVDが上映できなかった場合でもパソコンから直接上映する対処ができます。
また、DVD作成で注意しなければならない事にについては以前の記事
<これは残念!結婚式ムービー演出でやってしまいがちな6つのコト>でもっと詳しくご紹介しています。
プロフィールムービーの作り方については
<制作費0円を実現!結婚式のプロフィールムービーを自作する方法>を是非ご参考にしてみてくださいね。
サプライズは勝手にやらないで!
余興を依頼された訳じゃないけど、サプライズで何かしたい!と密かに計画を練っている方。新郎新婦をめい一杯祝福したい。というお気持ち、素晴らしいです!
しかし、よかれと思って考えたサプライズには危険な落とし穴が存在します。
サプライズを実行する前に一度立ち止まって、これからご紹介する注意すべき事を是非ご覧ください。祝福の気持ちでやったのに、それが裏目に出てしまわぬようご参考にして頂ければ幸いです。
(1)まずはプランナーに相談するべし!
何かサプライズを!と考えたら、まずは会場の担当プランナーに相談をしましょう。
披露宴はあくまでも二人の披露宴です。
新郎新婦は、披露宴に向けて様々なイベントを考えています。
その限られた時間の中で時間を割いてもらう事は可能かどうか?
場渡りで、当日いきなり「サプライズをしたい」と申し出るのは絶対にNGです!
(2)極力短時間ですませる
会場プランナーからOKが出たら、時間はどのくらいを目安にすればいいかを確認しましょう。長くても5分。極力短時間で出来る内容が望ましいです。
(3)新郎(または新婦)への配慮が必要
新郎(または新婦)側のゲストから、サプライズがあったのに私の方からはないのか〜…と少し落胆してしまうケースもあります。
例えば新郎の友人からのサプライズだった場合、新郎とそのゲストだけで盛り上がるのではなく、新婦もふまえて喜んでもらえるような内容を考えるといいですよね。
(4)サプライズゲストを呼ぶ場合
サプライズゲストとしてよくある実例は、新郎新婦が学校の先生や保育士だった場合、生徒さんがサプライズゲストとしてお祝いに駆けつけるシーンをよく見かけます。
その企画を考えた場合、集合時間を決めて出番までの待合室の確保、登場に至るまでの流れを司会者とも打ち合わせておく必要があります。
また、生徒さんが幼児や低学年の場合は保護者の方の協力も必要になるので、事前準備をしっかりとしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
余興で注意する事をまとめると
・制限時間はきっちり守る
・事前準備は入念に
・本番前に飲み過ぎない
・内輪ネタは避ける
・下品な内容はNG
・NGワードは避ける
・DVDは必ず事前に再生確認をする
・サプライズは勝手にやらない!
以上の事に注意して、新郎新婦への祝福の想いを余興で素敵に披露して下さいね。