BLOG DETAIL

Detail

MAMIKO KAJIWARA Chief Marketing Officer

2017.11.27

結婚式は人でつくられている。後悔しない結婚式場選びのコツとおすすめ会場9選

どうも、firstfilmの梶原麻美子です。

現在私は、結婚式の準備を始める方々に向けて少しでも何かお役に立てたらと、ブログで発信をしています。

自分の結婚式の時に感じた疑問を振り返りつつ・・・といっても月日は随分と過ぎ、忘れてしまった感情や出来事もあるのが正直なところ。現状を一番よく知る人にいろいろ聞いてみたい・・・。

ということで今回は、元ウェディングプランナーで、現在ウェディングアドバイザーとしてご活躍中の井上絢香さんご協力のもと、結婚式をする上での要である「後悔しない結婚式場の選び方」を伝授します。これから式場を選ぶ方、式場に迷ってる方、必見です!

ウェディングプランナー時代には見えなかったモノ


大学卒業後、ウェディングプランナーとして栃木・さいたまのゲストハウスにて4年、
恵比寿のレストランウェディング会場で2年経験。

6年間で約500組の結婚式をプロデュース。社内200人以上のプランナーの中でトップ成約数を誇る。

自身の結婚を機に、世の中の花嫁さんの手助けをしたいと思い、ウェディングアドバイザーとして独立することを決意。

知識と経験とセンスを兼ね添えたウェディングアドバイザーとして、プレ花嫁さまや卒花嫁さまからの信頼もとっても厚い井上さん。インスタのフォロワーも9000人超!

彼女自身も2017年3月にご結婚。その経験から、これから結婚式をする花嫁さまに向けたアドバイスやイベントを積極的に行い、精力的に活動の幅を広げられています。

バリバリ働くキャリアウーマンな井上さんにお会いしてみれば、マイナスイオンが出てるんじゃないかと思うほど癒されるほんわかキュートなお人柄。実はウェディングプランナー時代よりも花嫁に本音で寄り添えるウェディングアドバイザーになってから、こんなにも困っている花嫁がいるんだと驚いたと言います。

梶原:現在、ウェディングアドバイザーということですが、具体的にどのような立場でお仕事をされているんですか?

井上:友達にも親にもプランナーにも相談できないような結婚式準備の相談役といったところで。結婚式の準備中ってやっぱり当日まで友人・家族に内容を知られたくない部分があったり、どうしても話せない本音の部分があったりするんですよね。

梶原:ありますあります!私はどうしても言えないブラックな悩みは枕に顔を埋めて叫んでました!(笑)

 

井上:ブラック(笑)。

梶原:プランナー時代との違いってどういったところにあるのでしょうか?

井上:プランナー時代にも花嫁さまから多くの悩みを聞いたりしてはいましたが、やっぱり「結婚式場の人」なのでお互いどうしても踏み込めないラインがあったりして。また時間的な制限や式場提携の商品しかお客様に提案できないなどの壁があったんですよね。そういった全ての壁を取っ払ったウェディングアドバイザーになってからは、もっと花嫁さまの近くに寄り添うことができるようになった、というのが大きな違いですね。みなさんどんどん本音をぶつけてくださるので、「みんな本当はこんなに悩んだり迷ってたりしてたんだ!」と驚いています。

梶原:なるほど・・・!深い部分の悩みや相談を聞いてくれつつ、センスの良い結婚式準備の提案や後押しをしてくれる・・・ウェディングアドバイザーってめちゃくちゃ素敵じゃないですか!

井上:ありがとうございます(笑)。私も楽しみながらやらせていただいてます。

誰もが参考にしたくなる、元プランナーの結婚式

ご自身の結婚式の様子をInstagramに公開したところ、参考にしたいという声が沢山届いたとか。実際写真を全部見させていただいのですが、センスの良さに脱帽で・・・そんな井上さんの結婚式の様子を少しだけご紹介。

結婚式のテーマは「Spring has came!」


 












(井上さんのインスタでもっと写真や詳細が見れます!)

梶原:テーマの「Spring has came!」にそって作られた世界観がとにかく素敵で。会場のあちこちにふんだんに使われたお花の飾り方がハイセンス・・・。それに小物やお料理まで春らしく、どれもこれも自由に作り上げられていて。何よりお二人が眩しいくらい輝いております!!これは参考にしたくなりますよー。

井上:ありがとうございます!

梶原:ご自身の結婚式を公開したことでプレ花嫁からの相談がかなり増えたそうですが、やはり式場に関する悩みは多いですか?

井上:そうですね。結婚が決まり、「さぁ結婚式をどこでやるか探そう!」といっても、何から手をつけていいか、いつ見学に行ったらいいか、そもそも見学に行く結婚式場の選び方もわからない・・そんな風に困っている方も結構多いように感じますね。

でもそれは当たり前のことで。ほとんどの方は、「結婚式場を探す」というのは初めてのことですし、今までお呼ばれされた結婚式場で「あそこはよかった」「あそこはいまいちだった」と過去を遡ってよかったと思う結婚式場を選択肢にできたら楽ですが・・・。できれば周りの友人が挙げた結婚式場は選択肢からはずしたいのが本音だと思います。


梶原:確かに。友人とは被りたくない。でも探すにしてもあまりの情報量に戸惑う話もよく耳にします。

井上:そうなんです。ネットや雑誌を見て選ぼうと思っても、式場がありすぎて絞れないと。情報がありすぎて、自分たちに合う結婚式場を選ぶのはとても大変な作業なんですよね。ましてや自由度の高い結婚式場探しとなるとなかなか厳しいようです。

ー多くの花嫁に会い、多くの結婚式を作り上げてきた井上さん。そんな彼女だからこそ知っている、「式場を探す前に絶対に知っておくべき3つのポイント」をまとめてもらいました。

ポイント1:ブライダルフェアを予約する前に話し合っておくべきことはコレ!


(1)結婚式を挙げる日程

実はこれが一番重要!と言っても過言ではありません。結婚式を挙げる時期はいつでもいいというわけではなく、日にちが決まらないと結婚式場を予約することもできないのです。
まずは、事前にどの季節にやりたいのか、いつだったらゲストのみんなが来やすいのかというのを話し合っておく必要があります。

新郎新婦の仕事の都合上、結婚式ができる時期も限られるかもしれませんし、ハネムーンに行きたい時期から逆算したり、女性だったら◯歳までの間に結婚式を挙げたいという方もいると思います。

春夏秋冬、季節によって結婚式の雰囲気もガラッと変わります。使えるお花が違うからです。そんなことから、ブライダルフェアに行く前に、何月〜何月の間でやりたいという希望までは絞っておいた方がスムーズです。

また、細かいところでいうと、冠婚葬祭という日本の古くからの観点で「お日柄」も気にしておいた方がいいでしょう。私たち世代で気にする方は減って来ていますが、親御様世代やその上の世代の方にとってはお日柄を気にされる方も多くいらっしゃいます。

「仏滅割引」など仏滅は予約が入りにくいので、式場で割引プランをうたっているところもあり、安易に契約しがちですが「仏滅に結婚式だなんてダメ!」と後々親御様から反対されるケースもあります。大安・友引がいいのか、仏滅以外ならOKなのか、仏滅でも関係ないのか、その辺りも事前に話し合えているとなおいいですね。

(2)結婚式場の立地

結婚式場を探すにも、エリアを絞らないことには探しづらいものです。海外などのリゾート婚に関しては後で触れますが、まずは国内エリアの話を。

エリアを絞る際に重要な点は2点。1つ目は今二人が住んでいるところから打ち合わせに行きやすいかどうか、という点です。基本的に打ち合わせは結婚式までに5〜10回。あまり行きにくいところですと仕事後に打ち合わせへ行けなかったり、移動時間も取られたりとお二人の負担になってしまいます。極力打ち合わせしやすい場所かどうかを考慮した方がいいでしょう。

2つ目は結婚式当日にお二人の親御様や親族が来やすいかどうか、ゲストが来やすいかどうかという点。お二人のご実家が遠方の場合は中間地点を選ぶのか、遠方からのゲストが多い場合はなるべく新幹線が停まる駅近くのエリアにした方が親切です。

結婚式というのは立地やエリア一つとってもゲストへの配慮がなされているかどうかが見られるもの。また、エリアを絞ったところで、次は駅近なのか、駅からの送迎があるのかなど細かい条件を見て行く必要があります。

(3)結婚式にかかる自己負担金

「結婚式の費用」というと、総額でなんとなくイメージされる方も多いのではないでしょうか?しかし、基本的に結婚式では必ずご祝儀をいただけるもの。「ご祝儀金額+自己負担金=総額」という考え方を持ってください。どうしても総額だと金額が大きすぎてイメージが湧かないという方が多いのですが、大事なのは総額ではなく「自己負担金」なのです。

自分たちが結婚式に対して負担できる金額はいくらぐらいなのかをざっと把握してからブライダルフェアに行く方が色々とイメージが湧きやすいもの。見積もりが出て来て、見当違いの金額だったなんてことも多々ありますので・・・。

しかし・・・よくネットや雑誌に掲載されている見積もり例と総額は、あてにならないと思ってください。どこも安く見せてできるだけお客さんを呼びたいので、掲載されている見積もり例は最低ランクのものをひとまず並べた、「これがあれば一応結婚式は成立するかな」というぐらいの見積もりです。その金額で結婚式をする方はほぼいないと思った方がいいです。

では、何をあてにするのがいいのか?

一番は口コミサイトです。実際にその会場で結婚式を挙げた方がリアルな見積もりを公開していたりするので、それが一番参考になると思います。または、ブライダルフェアに行くと、お二人に合わせた見積もりを作成してくれるので、それをしっかりと見た方がいいと思います。

(4)どんな雰囲気の結婚式をやりたいか?

ここまで条件の話をして来ましたが、ここまで絞れてようやく写真などから見て取れる「雰囲気」で結婚式場を絞ることができます。(逆に言うと、それぐらい結婚式場を選ぶ際には日程・立地・費用と言う条件が大事で、この条件がまず揃わないとどんなに好みの会場でもそこで結婚式を挙げる可能性はかなり低いのです!)

さて、雰囲気で言うと、すでにイメージや憧れがある方は話が早いと思います。可愛いと言うのが得意じゃないから、落ち着いたホテルにしよう、挙式は外でしたいと言う憧れがあるから、ガーデンのある会場にしよう。こんな感じで自ずと候補が絞れて来ます。

しかしながら結婚式場は非日常の空間なので、白くてキラキラしたところも素敵、大聖堂も憧れる、シックな大人っぽい感じも素敵・・・といったかんじで目移りしてしまう方がほとんど!

迷いが出てきてしまったら、結婚式をなぜやりたいのか?これをお二人で話し合ってみましょう!そのときに出てきた答えによって、次の式場のタイプで絞れるのではないかと思います。

ポイント2:式場のタイプ別特徴を知っておく


大きく分けて4つの式場のタイプをご紹介します。結婚式をなぜやりたいのか?というお二人の意見を元に、それぞれの特徴から自ずとどんな式場がいいのか、自分たち選ぶべき結婚式場はどこなのかがわかってくるのではないでしょうか。

(1)ホテル

ホテルで行われる結婚式の特徴は、「格式高い」という点。ホテルのランクは様々ですが、どんなホテルでも知名度はもちろん歴史もあり、その点では安心感があります。そして、ほとんどのところが何十年後も存在している確率が高いでしょう(あくまでゲストハウスやレストランに比べて、というだけで保証はありません)。そして、ホテルというブランドなのか、有名ホテルですと金額も高めです。

ホテルウェディングは「宿泊できる」というのも大きなメリット。遠方の方にもとても便利なのはもちろん、お二人が毎年の記念日にホテルに訪れたり、宿泊したりと、思い出の場所として行くことができるというのもいい点ですよね。ホテルの中には、そこで結婚式を挙げると毎年記念日に宿泊のご招待チケットが送られてくるというとても良心的なところもあります。

また、人数が120名を超えるという場合はホテルの選択肢が一番濃厚でしょう。ゲストハウスやレストランで120名以上収容できる会場はほとんどないです。(芸能人の結婚式なども呼ぶ人数が多いので必然的にホテルウェディングになっているんだと思います。)

逆にデメリットは、1日に何組も結婚式が開催されているということ。披露宴会場(宴会場)がいくつもありますし、1つの披露宴会場で3回転するというのがホテルでは普通になされるので貸切感というのはほぼ感じられません。

受付が別の3組が同時に並んでいたり、場所によっては新郎新婦が写真を撮っている20メートル先に別の新郎新婦も写真を撮っていたり・・・といった、花嫁が行き交っている光景を見ることも。また、写真が撮れるスポットも決まっているので、どの新郎新婦もそこで写真を撮るし、”自分たちらしい”というのはあまり求められないと思います。

ホテルウェディングをするなら、ステータスを大事にしたい方、また遠方からのゲストが多くその方達のためにというのを考える方にオススメです。

(2)ゲストハウス・専門式場

ゲストハウスや専門式場の特徴とは、「貸切感がある」「設備が整っている」といった点。結婚式のために作られている会場なので、新郎新婦のための当日準備をする控え室や、親族控え室、授乳室などゲストのことも考えた造りになっており、設備面で非常に安心できるところが多いんです。

また、貸切感を大事にしているところが多く、「一軒家」「邸宅」というのをウリにしているところも増えています。アットホームな結婚式にしたいという方にはぴったりなのではないでしょうか。

さらに、貸切だからこそ、新郎新婦に専属のプランナー、専属のヘアメイクスタッフなどが付いてくれることが多いので、それも安心感に繋がりますよね。なお、「自分たちらしい」結婚式というのが表現しやすいのもゲストハウスの特徴。その会場自体が世界観を持っていることが多いので、少し装飾を加えるだけで自分たちらしい結婚式が叶うかも?!

逆にデメリットは、1日1件貸切などの会場だと日程も埋まりやすという点。希望でない日程しか空いていないということもあるので、早めに動き出すのがいいでしょう。
また、会場によって世界観を出しすぎていたり、ハリボテ感を感じてしまうところもあります。もっと自然体でおしゃれな会場がいいのにな・・という声はよく聞くぐらい、増えてきてはいるもののナチュラルな会場はまだまだ少ないと言えます。

(3)レストラン

レストランウェディングの特徴とは、「料理やドリンクにこだわっている」おもてなし重視な結婚式が叶う点。ゲストの方からすると、結婚式に何度かお呼ばれされている経験があれば特に、レストランウェディングに招待されると嬉しい!なんて声も聞くぐらい。それぐらい、参加する側にとってはお料理はとても楽しみなものなんですよね。せっかく3万円払うのですから、美味しいお料理食べたいですよね!

レストランとしてもお料理をウリにしているので、新郎新婦オリジナルのお料理メニューを打ち合わせで考えてくれるところや、会場にソムリエがいるところなど、当日のおもてなしにも安心感を持てる会場が多いでしょう。

デメリットは、結婚式に必要な設備が整ってない会場が多いこと。そもそも挙式できる場所がない会場だったり、あってもとても狭いといったこともあります。また、親族控え室にできるスペースがなかったり、お手洗いの数が少ない、など設備面は実際に見て把握しておいた方がいいと思います。

また、お料理にこだわりすぎると意外と高い総額になることが多いのですが、レストランウェディング=安いという印象がゲスト側にどうしてもあるようで。せっかくゲストのことを考えておもてなし重視で選んでいてもそう思われるのは少し寂しい気もします。

(4)神社

神社挙式とは「神前式」とも呼ばれる、神社に祀られている神様の前に結婚を誓うという古くからの日本の伝統的な挙式スタイルのこと。チャペルでやる教会式とは全く流れなども異なり、三三九度の盃を飲み交わす儀式や、玉串奉天など、古来から伝わる伝統的な儀式を取り入れた流れになります。それがとても神聖で、心が洗われるような時間が流れます。

様々な儀式を経て、これから夫婦となる誓いを大切な方たちの前で執り行う体験は神社挙式ならではです。神社での挙式はしきたりごとが多いため、挙式中のカメラマンは専属のスタッフでないと撮影できないなど、業者さんへのルールが厳しいことがほとんどです。

また、神社から披露宴会場までの移動などの問題が出てくることもしばしば。それを懸念して、ホテルの中に隣接されている神前式のできるスペースなどもありますが、やはり神社だからこそ味わえる神聖な空気感は変えがたいもの。

白無垢や色打掛を着ての神前式は、日本人にしかできない趣のある挙式となることでしょう。神社に披露宴のできる会場が隣接していることは少ないので、どこの披露宴会場と提携しているのか、そこまでの移動はどのようにするのかなども見ておくポイントですね!

ポイント3:「ハード(建物)」より「ソフト(人)」を見るべし


私が結婚式場を決める上で一番大切にしてほしいと思うのは「ソフト面」です。「ハード」と「ソフト」という分け方をするのであれば、「ハード」は建物です。建物は、きっと人によって好みもあると思いますし、好きな場所で好きな衣装を着て、結婚式一日を楽しんでほしいのです。建物はお金をかければいくらでも理想に近い素敵な会場にすることはできます。

でも結婚式って結局は「人と作っていく一日」だと私は思うんですよね。「ソフト」というのは、お料理やサービス、そこに揃うアイテムなど中身の部分はもちろん、結婚式場にいるスタッフの人のこと。

例えば、お料理が美味しくてこだわっている会場は、ゲストのために情熱を注ぐシェフがいたり、例え持ち込みが厳しい会場であっても代替案を懸命に探してくれるプランナーさんがいたり。

結局お二人にとってもゲストにとっても、結婚式当日が「最高の一日」になるかどうか決まるのは「人」次第なんです。その一日は「人」が作っているのです。

だからこそ、私は「ハード」だけ見て結婚式場を選ぶのではなく、一緒にその日一日を作ってくれるスタッフを特によく見てほしいと思っています。お二人の感性でこの人たちと結婚式を作り上げたいという縁を感じ取って欲しいと思っています。

やっぱり聞いてみたい!ウェディングアドバイザーがオススメする結婚式場9選


梶原:んー、なるほど。式場を探す前に知っておくべき3つのポイント、勉強になります。結婚式は「人」が作るもの。決して箱(会場)の好き嫌いだけで選ぶべきではないことがわかりました。

井上:そうなんです。例えば就職活動をするときに、まずはやりたいことで会社を絞るかもしれませんが、その中でもマッチングするような「人」が合う会社を選ぶ方が多いと思うんですよね。それと一緒です。結婚式も「誰とその一日を作りたいか」という視点を持って、会場見学などに足を運んでほしいと思っています。それが「お二人らしい最高の一日」への近道なんです。

梶原:では、ぜひ井上さんのおすすめ会場を教えていただきたいのですが・・・

井上:もちろん!経験上、私としては「自分たちらしい」結婚式をやってほしいと思っているので、比較的自由のきくゲストハウスやレストラン中心にご紹介したいと思います。

(1)TRUNK BY SHOTO GALLERY

究極のオリジナルウェディングを求めるならココ!と言っても過言ではないぐらいの会場です。

1組1組に対して、お二人の人生のストーリーを聞き出した上で、お二人だけの「ウェディングコンセプト」を考えてくれるのです。そのコンセプトに基づいて、デザイナー・ペーパーアイテムデザイナー・フラワーデザイナーなどが当日までそのウェディングを形作ります。なので、二度と同じ結婚式はない、と言い切っているぐらい。

会場自体も一日に一組限定なので会場を自由に装飾でき、当日のタイムスケジュールも自由。好きな時間から挙式やパーティーができるのも魅力です。会場装飾はかなり見もの!というぐらい、コンセプトにそって作り込んでいきます。逆に言えばシンプルに上品な結婚式にしたいという方にはあまり向いていないかと思います。

また、それだけ1組に対して労力をかけてくれる分、プロデュース費が高いです。持ち込みの制限も厳しいので、自分たちで色々作ったりこだわりたいという方よりは、ある程度お金を払ってでもプロに任せてオリジナルウェディングにしたいという方には向いていると思います。

(2)メゾンプルミエール

恵比寿にあるこちらの会場は、私が結婚式をした会場でもあります。(そこでプランナー時代は働いていたので)それに関係なく、客観的に見てもオススメな点がたくさんあります。

メゾンプルミエールは、平日はレストラン、土日は結婚式の貸切という二面性を持つので、結婚式のお料理もとても美味しい。これは、在籍中も一番誇りに思っていたところです。季節の食材を使って毎月お料理も変わりますし、オリジナルのメニューにすることも可能。料理に合わせるワインなどもこだわっているので、まさにお呼ばれされたいと思う式場じゃないかなと思います。

内装やカトラリーなどもフランスのものを使っていて、細部まで”本物”を追求している会場なので、そのセンスが分かっていただける方はとてもびっくりされるほど。(こんなドリンクやワインを結婚式で使ってるんですか?と驚かれたりすることもありました。)

会場の中身はというと、披露宴会場が木目調でナチュラルな雰囲気ですが、どこをとってもとてもシンプル。結婚式場の豪華な感じをイメージしている方はイメージと違うかな、と。持ち込みだったり融通がきく会場ではあるので、見積もりも人によって幅があります。上質でシンプルなものを好む方にはオススメな会場です。

(3)リストランテASO

代官山に位置するリストランテASOはひらまつグループのレストラン会場なので、系列のレストランなどのファンのお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。いわゆる、レストランウェディングですね。

ASOもお料理はとても定評があります。クラシカルなイタリアンを結婚式でも食べることができるので、ゲストの満足度は高いと思います。会場もアンティークな造りの建物に光が差し込み、緑やお花がいっぱいの会場です。設備面としては、そこまで広くはないので、人数次第では狭いと感じる方もいるかと思いますが、アットホームに結婚式をしたいという方にはオススメです。

(4)小笠原伯爵邸

邸宅を貸切で結婚式ができる小笠原伯爵邸。建物は、調度品が並び、とても格式高いクラシカルな雰囲気の空間を貸切で使えるなんて贅沢ですよね。都内とは思えないような広い庭があり、そこのガゼボの下で行われる挙式はまるで海外で挙式をしているぐらいおしゃれ。

お料理は、スペイン建築に合わせた正統派なスペイン料理。着席のコース料理もあれば、スペインならではのピンチョススタイルでカジュアルに楽しむスタイルもあり、他にはあまりないスタイルで楽しめるはず!これだけのクオリティーなので金額は高めなのと、少人数結婚式にはあまり向かない会場ではあるかなと思います。

(5)赤坂クラシックハウス

東京都指定有形文化財である「赤坂プリンス旧館」をリニューアルして2016年に新たにオープンした「赤坂クラシックハウス」。歴史と重厚感のある洋館に、モダンで洗練された要素が加わり、高級感や気品が溢れるとても素敵な式場へと生まれ変わりました。

アンティークな会場には、アンティークローズなど優しい色のお花やコーディネートがとても合うので、女性らしさを出したい方にはとてもオススメ。持ち込み制限などがやや厳しいところもありますが、カメラマンや映像などが好みによって選べるようになっているのも、今時のこだわり花嫁さんにはきっと嬉しい特典なはず!

(6)アンダーズ東京

ホテルとして、立地・空間・デザイン性・サービス全てに高評価のアンダーズ東京でも結婚式ができるのです。一流ホテルでありながら、空間のおしゃれさはもとより、持ち込み制限などが厳しくなく、とても柔軟な対応をしてくださいます。基本的にはお料理とお花以外は持ち込みができるというのは他のホテルにはない利点でしょう。

お客様層も、おもてなしをしっかりしたい、商品は自分の目で見ていいものを選びたいというしっかりと自分の意思があって決定するお客様が多いでしょう。大企業にお勤めの方やクリエイティブなお仕事の方もお客様では多い印象です。料金はかなり高めではありますが、全てのサービスを見ると納得できる金額です。スタイリッシュで大人な結婚式をしたい、一流のおもてなしをしたいという方には非常にオススメな会場です。

(7)萬屋本店

和婚をするならここ!とオススメしたいのが鎌倉にある「萬屋本店」。創業200年という歴史ある蔵をリノベーションして作られた和モダンな建物。どこか懐かしいと感じる日本らしいレトロ感のある造りと、和でもおしゃれさを感じさせるセンスは、神社での神前式などとはまた違ったおもてなしが叶うはずです。

スタッフの方々の対応もよく、二人にとっての大切なゲストを、同じくらい大切に思って準備してくれるのが伝わってくるぐらい、新郎新婦も安心して任せられる会場ではないかと思います。大切な家族と大切な方とどんな時間をここで過ごすか、改めて考えさせてくれるような落ち着いた空間です。和装は、日本人ならやっぱり着ておきたい!というご要望は今でも多く、白無垢や色打掛などを結婚式で着る方は多いですが、せっかく着るならこんな空間を選ぶときっと新郎新婦人もゲストにも記憶に残るのではないでしょうか。

また、お料理は「フレンチ和会食」といったオリジナルなスタイル。日本の、旬の美味しい食材を使うお料理は、彩りも綺麗で、お箸で食べれるところに親族への気遣いも見えますよね。ぜひあたたかい家族や大切な方との時間を過ごしたいという方にはオススメの会場です。

(8)古我邸

こちらは同じ鎌倉でも打って変わって、緑に囲まれたガーデンウェディングが叶う洋館。挙式もガーデンでシンボルツリーに愛を誓う「森のチャペル」で行われます。貸切で邸宅を使えるので、まるで別荘に大切な方達をお招きしているような特別感が味わえます。

結婚式を作ってくれるデザイナーやフローリスト、カメラマンもハイセンスな方を揃えているのも特徴。だからこそ、お二人の要望を形にしてくれ、オリジナルウェディングが叶えられます。都内では難しい、本物のおしゃれなガーデンウェディングが叶うこと間違いなしの会場です。

(9)リゾート婚(国内&海外)

会場・・・ではないのですが、今はリゾート婚も人気になってきていますよね。国内ですと軽井沢や沖縄、海外ですとハワイやバリ、グアム、ヨーロッパなど、幅広く人気は拡大しています。大切な方達と旅行も兼ねて、ゆっくり過ごせる特別感はリゾート婚ならではですよね。

リゾート婚の場合、お二人と家族だけで行くパターンと、数名友人も招待するパターンがありますが、どちらにしてもご祝儀は頂けず、挙式代プラス旅行代(移動費・ホテル代など)がかかってくるため、全てお二人の自己負担金で賄うことが一般的です。新婚旅行を兼ねてという方もいらっしゃいますが、しっかりと全体の金額を確認した方がいいでしょう。ハワイ挙式でも、二人と家族の10名で挙式とパーティーをやる場合、200〜250万円ぐらいが平均的です。(旅行代は含まれていません。)

まず話を聞きたい場合は、ウェディングを扱っている旅行会社か、リゾート婚を取り扱っているプロデュース会社に行くといいでしょう。二人の希望場所と、見積もりもしっかりと作ってもらった上で判断してくださいね。

文&写真協力
ウェディングアドバイザー
井上絢香さん
HP : http://weddingadviser.jp/
Instagram : @aya___wedding

まとめ

長年の結婚式場のウェディングプランナーという立場と、花嫁と深く向き合えるウェディングアドバイザーという立場をともに経験した井上さんだからわかる、自分たちに合う結婚式場を見つけ出すコツ。

それは「人をみる」ということ。

さらに大切にしたいのは「自分たちがやりたい事を実現できる結婚式場がどうか」であり、そこが抜けてしまうと「あぁすればよかったな」という後悔の気持ちがどうしても後から出てきてしまうんだとか。

それでも迷って迷って仕方ない!という場合はウェディングアドバイザーにぜひご相談あれ!

SAMPLE

CONTACT

只今ご注文が殺到しております。
挙式日によってはお引き受けできない日がございますので、
お早めにお申込みください。

このページのトップへ移動