ゲストの数が30人未満の少人数ウェディングもその1つで、いまや人気の挙式形式です。
そんな少人数ウェディングをお考えの方からよく「演出をどうしたらいいのかな?」という声を耳にします。みなさんの中にも、演出についてお悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな方に向けて、少人数ウェディングの演出についてご紹介していきたいと思います。
成功の近道!少人数ウェディングの演出の3つのコツ
はじめに、少人数ウェディングの演出のコツを3つご紹介したいと思います。あらかじめコツを知っておくことで、演出の完成像が思い描きやすくなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)イメージ作りをしましょう
少人数ウェディングの演出を考える前に、新郎新婦さまの挙式へのイメージ作りが大切です。
例えば、「アットホームでリラックスした挙式にしたい」、「食事をメインにした挙式にしたい」、「みんなで参加できる挙式にしたい」…など、みなさんそれぞれのイメージがあるかと思います。
そのイメージに沿って演出を考えていくと、スムーズに決めていけます。
(2)時間配分に配慮して、適切な演出数を意識しましょう
演出を詰め込みすぎないよう注意しましょう。
ゲストの方に楽しんでもらいたいことから、できるだけ多くの演出をしたいとお考えの方は少なくありません。
しかし、演出が多すぎてしまうとイメージから逸れてしまったり、慌ただしい挙式になってしまうことも…。
そのため、適切な演出数を意識することが大切です。
演出数は、時間配分に配慮するとスムーズに決められます。一般的に、スピーチなどは3〜5分間、余興などは10分間ほどです。
上記の時間内に収まるよう、ゆとりを持ちながら演出を考えてみるとよいですよ。
(3)演出に不安な方は、景色がキレイ・内装に凝っている会場がオススメ
いざ演出数を抑えてみようとしても、「会場が「シーン…」と静まりかえる手持ち無沙汰な状況になったらどうしよう」と不安な方もいらっしゃるはず。
そんな状況を避けるべく、景色がキレイだったり、内装に凝っていたりしている会場を選ぶのも1つの方法です。それだけで会話のネタになりますし、リラックスにも繋がります。
少人数ウェディングのこわだり演出アイディア13選
続いては、少人数ウェディングならではの演出アイディアをご紹介していきたいと思います。
(1)プロフィールブックを一工夫!ファミリーツリーを入れてアットホームな雰囲気に
結婚式のパンフレットともいえるペーパーアイテム、プロフィールブック。
プロフィールブックでは、花婿花嫁さまの馴れ初めや、ご家族を主にご紹介します。ゲストの方に開場から挙式までの時間を楽しんでいただけることと、比較的手軽にDIYできることから、定番のアイテムです。
そんなプロフィールブックで新郎新婦さまとゲストの方の関係をご紹介するファミリーツリー(家系図)を記載してみてはいかがでしょうか。
新郎新婦さまの親同士は会ったことがあっても、おじいちゃんやおばあちゃんなど親戚、もしくはお友だちは「はじめまして」であることがほとんどかと思います。
ゲスト同士が顔見知りになれることで、会場のアットホームな雰囲気を演出でき、リラックスした空間にすることはできるはず!
(2)ウェルカムドリンクにメッセージカードを添えて
一般的な結婚式ではゲストの人数が多いため、1人1人に個別メッセージを贈るのは難しいですが、少人数ウェディングならできちゃいます!
ウェルカムドリンクや、座席にメッセージカードを添えると、ゲストの方に開場から挙式までの時間を楽しんでいただけます。
また、お料理のお皿の下に忍ばせておくという方法もあります。お食事が終わり、お皿をさげたときにメッセージが現れるので、ちょっとしたサプライズに。
(3)ウェディングツリーをみんなで作成
ウェディングツリーとは、葉のない木が書かれた用紙に、ゲストの方にサインや指印、シールなどを施してもらい、生い茂った木が完成する演出です。
ゲストの方と共同で作り上げられ、挙式後に自宅などで飾ることができるため、人気の演出の1つです。
(4)みんなでウェディングケーキをデコレーション
ゲストの方に真っ白なウェディングケーキにチョコペンやフルーツなどでデコレーションしてもらう演出、ウェディングケーキデコ。
みんなでの共同作業ということ、出来上がりが予想できないため盛り上がる演出です。
(5)「ファースト・サンキュー・ラスト」3つのバイト
ウェディングケーキにまつわる3つのバイトがあることをご存知でしょうか。
1つ目のバイトは、新郎新婦さまがケーキを口に運び合うファーストバイト。お互いが助け合いながら生きていくことを意味します。
2つ目は、新郎新婦さまから親へケーキを口に運ぶサンキューバイト。いままで育ててくれた感謝の気持ちを表しています。もちろん、親でなくおじいちゃんおばあちゃん、友だち、上司など感謝の気持ちを伝えたい方でオッケーです!
3つ目は、サンキューバイトのお返しのラストバイト。サンキューバイトで感謝の気持ちを伝えた方から新郎新婦さまへケーキを口に運ぶというものです。
以上3つのバイトはステキな意味がそれぞれ込められている演出です。
「普段は照れ臭くて気持ちを伝えられない…」という方は3つのバイトをしてみてはいかがでしょうか。
(6)ケーキサーブ
ケーキサーブとは、ウェディングケーキ入刀後に新郎新婦さまがゲストの方にケーキを配ることをいいます。
新郎新婦さまが配ることで、ゲストの方との会話のきっかけになりますし、写真撮影の絶好チャンスにもなります。
中には、切る手間を省くために配る用の小さなケーキを用意している方もいらっしゃいます。
(7)新郎新婦さまの他己紹介
披露宴のときに新郎新婦さまがお互いのことを紹介し合う他己紹介。
自分でなくパートナーに紹介してもらうことで親しみが生まれ、ほんわかとした雰囲気を演出できます。
(8)ダズンローズ
ダズンローズとは、12本のバラを使ってプロポーズを再現する演出です。
その昔ヨーロッパでは、プロポーズをする男性は女性の家までに咲いているバラを12本摘み取り、愛の言葉とともに女性に贈るのが一般的でした。
この12本のバラにはひとつひとつ想いが込められています。その想いとは、「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」。
受け取った女性は12個の想いの中から一番大切にしてほしいもの、もしくは相手に対する自分の想いが込められたバラ1本を抜き取り、男性に贈ります。こちらはブートニアのはじまりともいわれています。
改めてプロポーズをすることから、とても温かな雰囲気になる演出です。また、ステキな意味が込められているので、忘れられない思い出の1つになることでしょう!
(9)新郎新婦さまとゲストの方の思い出を詰めたプロフィールムービー
新郎新婦さまの写真や映像を使ったプロフィールムービーを流すのは、結婚式の定番ですよね。
一般的な結婚式では、ゲストの方全員をプロフィールムービーに登場させるのは難しいですが、少人数なら可能です!
写真の他に新郎新婦さまとゲストの方との思い出話をちょっと入れれば、きっと会話も弾むはず!
(10)ゲストの方に余興をお願いする
「ゲストの方にも一緒に楽しんでもらいたい!」そんな新郎新婦さまにオススメなのが、ゲストの方に余興をお願いするというもの。
ゲストの中に歌や楽器、ダンスが好きな方や、特技がある方がいる場合、お声を掛けてみてはいかがでしょうか。
参加型の挙式にすれば、ゲストの方にとってもとてもステキな思い出になるはずです。
(11)ゲスト1組1組と記念撮影
ゲストの1組1組と記念撮影は、結婚式の思い出にオススメです。
インスタントカメラを用意すれば、その場で撮影した写真が出てくるためウェルカムボードやガーランドなどにすぐ飾ることができます。
また、併せて写真にメッセージを書き込んだりすれば、大切な宝物になりますよ!
(12)集合写真
結婚式の最後にゲストの方みんなと集合写真を撮りましょう♡
みんなでポージングをしたり、フォトプロップスを用意すると、オリジナリティー溢れる写真になります。
(13)ゲスト1人1人に引き出物を渡す
式が終わり、ゲストの方が帰る際に1人1人に引き出物を渡して感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
ゲストの方はホッと温かな気持ちになり、「来てよかったな」と思ってくれるはずです。
まとめ
少人数ウェディングだからこそできるこだわりの演出アイディアをご紹介しました。
特別感をプラスしたい方は、今回ご紹介した演出をちょっとしたアレンジを加えてみてください。新郎新婦さまのオリジナリティー溢れるものになるはずです!
本記事が新郎新婦さまのお役に立ちましたらうれしいです。