いま、若い世代を中心に広がっている「ナシ婚」。
ナシ婚とは、入籍はしても、結婚式や披露宴を挙げないことをいいます。
挙式は大きな金額がかかってしまうリスクもあり、ナシ婚もひとつの選択肢ですよね。
しかし、そうはいっても結婚したからには結婚式もしてみたい…、そんな気持ちのはざまで揺れている方もいらっしゃるはず。
ということで今回は、ナシ婚のメリット・デメリットや、先輩ナシ婚カップルの本音をご紹介していきたいと思います!
若い世代を中心に増加中!5割のカップルがナシ婚を選択
2016年、全国の20〜30代の既婚男女600人と婚姻歴のある独身男女142名の方を対象に、挙式をしたかどうかのアンケートが実施されました(出典元:アニヴェルセル株式会社)。
アンケートで「結婚式と披露宴を挙げた」と答えた方は、全体の55.5%。約半数以上の方が挙式を行ったということですね。
加えて、「結婚式のみを挙げた」、「フォトウェディングをした」と答えた方が15.1%。
なんらかの婚礼セレモニーを行った方は、70.6%となります。
一方で、ナシ婚を回答した方は28.7%。約3割の方が挙式をしていない結果となりました。
続いては、回答を20代と30代と年齢別に分けてご紹介しますね。
「結婚式と披露宴を挙げた」と回答した割合は、20代が49.6%、30代が56.9%となりました。
また、ナシ婚を回答した割合は、20代が40.9%、30代が26.0%。こちらは大きく差が広がる結果となりました。
ナシ婚を選択するカップルは若い世代を中心に増加しており、結婚式離れが進んでいることがわかりますね。
・離婚歴のある方の約8割以上がナシ婚だった…!?
上記と同じアンケートによると、離婚歴のある方の82.4%がナシ婚を選択していたことがわかりました。
なんらかの婚礼セレモニーを開催した方はわずか17.6%。初婚で婚礼セレモニーを開催した方は70.6%なので、大きな差があります。
ナシ婚と因果関係があるのかは分かりませんが、少なからず影響があるのかなと考えられますね。
ナシ婚の三大理由とメリット・デメリット
続いては、ナシ婚を選択した理由とメリット・デメリットをご紹介していきたいと思います。
(1)ナシ婚理由は、「経済的事情」「挙式をしたくない」「おめでた婚」
2018年に実施されたアンケート調査によると、ナシ婚を選択した理由には、「経済的事情」、「挙式をしたくない」、「おめでた婚」の3つが大きく占めていることがわかりました(出典:みんなのウェディング「ナシ婚」に関する調査2018)。
上記理由をひとつずつ解説していきますね。
そのため、挙式費用を新婚旅行や貯金、お子さんの養育費、新居へ充てたいと回答した方が多くいらっしゃいます。
次に、「挙式をしたくない」。そもそも結婚式に興味がない、あまり注目をされたくない方がこちらを回答しました。
最後に、「おめでた婚」。挙式費用をお子さんの養育費に充てたい、時間がなかったという方がこちらを回答しました。
上記の結果からは、先ほどもご紹介したように挙式離れが根底にあるのではないかな?と感じるものとなりました。
(2)ナシ婚のメリットは経済的な部分が大!
ナシ婚のメリットは、結婚式費用を新婚旅行や新居などに充てられることです。
挙式の平均費用は約300万円ほどといわれています。
挙式の種類によって自己負担額を減らせるかもしれませんが、基本的にお金が必要です。
300万円あれば、海外旅行はもちろん、結婚指輪、新生活に向けて家具家電の購入、貯金など、さまざまな使い道ができますよね。
また、結婚式の準備がない分、新居の用意など他のことに時間を割けられます。
(3)ナシ婚のデメリットは結婚式を体験できないこと
ナシ婚のデメリットはズバリ、結婚式を体験できないこと。
結婚式を挙げた人に「挙式を後悔しているかどうか」を調査してみると、2.4%が「後悔している」と回答。
一方で、ナシ婚の人に「挙式をしなくて後悔しているかどうか」を調査してみると、24.6%が「後悔している」という結果に(出典:結婚スタイルマガジンWEBリサーチ)。
「挙式する・しない」を選択したいまの満足度に至っても、結婚式を挙げた人は92.1%が満足と回答。
ナシ婚の人は36.2%が満足、24.6%が後悔、39.2%がどちらでもないと大きく割れる結果に。
挙げて後悔した人より、挙げずに後悔している人の方が圧倒的に多いことがわかりますね。
その一方で、憧れの花婿・花嫁姿になれたり、親御さんがよろこんでくれたり、お世話になった方にご挨拶できたりするメリットがあります。
実は後悔してる?ナシ婚カップルのホンネ
先ほどのアンケートでは、結婚式を挙げた人の92.1%が満足と回答した一方で、ナシ婚の24.6%が挙式しなかったことを後悔していることがわかりました。
ナシ婚で後悔している人は、どのようなときに後悔を感じているのでしょうか?
ここでは、ナシ婚の人が後悔を感じるポイントをご紹介していきたいと思います。
(1)入籍前とけじめがつかず…
結婚式をしないことで、入籍前と後でいまいち区切りがつかず、結婚した実感が沸かない…、そんな声もあります。
結婚といえば、人生における大きなイベントですよね。
そのため、結婚したことをしっかりと感じたい!という方がほとんどでしょう。
(2)婚礼衣装が着れずに…
誰もが一度は「ウェディングドレス・タキシードを着てみたいな♡」と胸に抱いたことがあるはず!
ましてや、愛する人と一緒に婚礼衣装に身を包むというのは、すばらしいことでしょう。
ナシ婚を選択した方の中には、月日が経つとともに「婚礼衣装を着とけばよかったなぁ…」ともやもやする方がいらっしゃいます。
(3)お友だちの結婚式に参列して…
「お友だちの結婚式に参列し、婚礼衣装を着て幸せいっぱいなお友だちの姿を見て、思わず後悔してしまった…」、そんな方もいらっしゃいます。
こちらは、「いままで結婚式のイメージが沸かなかったけど、参列したらとてもステキだった!」という方に多い声です。
もしみなさんの中に結婚式のイメージがいまいち沸かない方は、first filmの結婚式サンプルムービーをぜひチェックしてみてください♡Facebookで話題となり、20万人以上に見られたムービーを公開しています!
(4)結婚報告が大変で…
お世話になった人への結婚報告が大変だったという声も耳にします。
結婚式ではゲストを招待するため、挨拶や報告も兼ねておもてなしできます。
さいきんではSNSで手軽に方向できますが、やはりお世話になった人には直接お会いして報告の挨拶をしたいですよね。
(5)親にお礼が言えず…
結婚式では、親御さんへ感謝のお手紙を贈る場面を設けることができます。
普段は照れくさくて伝えられないことも、思い切って「ありがとう」と言える場です。
ですが、そういった機会がなければ親御さんへ改まってお礼を伝えるのはなかなか難しかったりしますよね。
まとめ
挙式をした人より、しない人の方が後悔していることがわかりましたね。
中には、「本当は挙式をしたいけど、さまざまな事情でやむなく諦める」…そんな方もいらっしゃるかと思います。
さいきんでは、少人数だけで挙げる少人数ウェディングや、挙式をせずに婚礼衣装で撮影をするフォトウェディング、好きなときに・好きなだけ・好きなスタイルで行うことができる婚礼セレモニー「バウリニューアル」など、挙式スタイルに豊富なラインナップがあります。
上記のような挙式スタイルは従来の結婚式とは金銭面も雰囲気も異なるため、挙式に消極的な方も「これならいいかも」と思えるかもしれません♪
上記の色が違う文字から各記事にリンクしてあります。挙式をするかしないか決める前に、もしよければチェックしてみてくださいね♡