結婚が決まったら、役場へ婚姻届を出したり、名義変更手続きをしたり、しなければいけないことがたくさん!
その中でも大切なのが、保険の見直しと加入です。
しかし、「そもそもどうしたらいいのかわからない…」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保険に触れる機会がなかなかないため、なにから手をつければよいのかわからないですよね。
ということで今回は、保険選びのポイントや入っておくと安心な保険などをご紹介していきたいと思います。
結婚したら保険に加入した方がよい2つの理由
なぜ結婚したら保険に入った方がよいのでしょうか。
その理由には、2つあります。下記にてひとつずつご紹介していきますね。
・もしものときの強い味方
保険はもしものときに経済的なリスクをフォローしてくれる商品です。
結婚すると、家庭の生活を守らなければなりません。病気や事故など予想外のトラブルが起き、収入がなくなっても、ある程度生活できるよう対策しておく必要があります。
しかし、結婚したばかりのときは結婚式やハネムーンなど、なにかと出費が重なります。中には貯蓄に不安な方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときに保険は心強い存在でいてくれます。
・できるかぎり健康体のうちに
保険の料金は年齢や健康状態によって変動します。
過去に通院履歴があったり、年齢を重ねたりすると、料金が高くなります。持病がある場合は、入られる保険が限られることも。
そのため、できるだけ若く健康体のうちに保険に加入した方が安心です。
はじめに現在加入している保険をチェックしよう!
保険に加入する前に、おふたりが独身のときに加入した保険をチェックしましょう。
お互いが加入している保険を把握することで、払い漏れを防げます。
さらに、同じ保険内容のものを二重に掛けてしまわないなどの今度加入する保険への判断材料になります。
自ら保険に加入した方の他に、親が保険をかけている、親戚の保険会社のものをかけている、なにも加入していない方がいらっしゃるはず。
親がかけている、親戚の保険会社のものをかけている場合は、死亡保障重視の生命保険がほとんどでしょう。
保険内容を見直して、不必要なものであれば契約解除しましょう。また、保険金の受け取りが親になっている場合は、パートナーに変更しましょう。
もし保険内容がいまいち分からない方は、保険会社の電話相談にお電話してみてください。保険内容を案内してくれるはずです。
保険証券の保管場所も忘れずに確認しておきましょう。
ライフプランと家庭のタイプ別に必要な保険とは?
ライフプランと家庭のタイプによって加入した方がよい保険が変わります。
ここでは、ライフプランの立て方と、家庭のタイプをご紹介していきます。
(1)ライフプランの立て方
そのため、何人家族なのか、お子さんが何人いるのかによって、加入する保険を見極められます。
葬儀の平均費用は195万円ほどといわれています(出典:2017年度日本消費者協会アンケート)。
家族の生活費は、お子さんがいる場合現在の生活費の7割をカバーできる金額、お子さんの独立後は5割をカバーできる金額が望ましいとされています(出典:生命保険文化センター)。
子どもの教育費は、およそ780〜2,300万円かかるといわれています(出典:文部科学省平成28年度子どもの学習費調査)。
金額に大きな幅がある理由は、学校が公立か私立かで大きく変わるためです。
幼稚園から大学まで公立の場合は780万円ほどですが、私立の場合は2,300万円ほどかかるとのことです。
(2)家庭のタイプその1 共働き
共働きの場合は、収入割合に応じた死亡保障と、病気やケガに備えた保険がオススメです。
子どもがいる共働き家庭の場合は、遺族基礎年金を受け取られます。
さらに、サラリーマンや公務員の場合は、遺族厚生年金や遺族共済年金も受け取られます。
生命保険の死亡保障額をどうするか考える際に、年金の給付額が大きな判断材料になるでしょう。
(3)家庭のタイプその2 専業主婦or夫
専業主婦or夫の場合は、もしものときのために、残された家族の生活費を確保できるほどの死亡保障がオススメです。
生活を立て直すための資金や、病気やケガなどの備えも考え、余裕のある保険選びが大切です。
(4)家庭のタイプその3 自営業
自営業はサラリーマンと比べて社会保障が手厚くないため、民間の生命保険でしっかり備えておきましょう。
生命保険、医療保険、学資保険、個人年金保険の特徴をご紹介
結婚してから見直したい保険は、生命保険、医療保険、学資保険、個人年金保険の4つです。
ここでは、上記3つの保険の特徴をご紹介していきます。
(1)死亡保障(生命保険) もしものときのために
死亡保障(生命保険)は、もしものときにのこされた家族へ保障金が支払われる保険です。
(2)医療保険 将来お子さんがほしい女性は要チェック
将来お子さんがほしい女性は、女性向けの医療保険への加入をおすすめします。
医療保険の中には、出産時の帝王切開の費用や妊娠特有の病気による入院費用をフォローしてくれるものがあります。
妊娠中は保険に加入できなかったり、条件が付いてしまったりするので、早めのご検討が必要です。
(3)学資保険 お子さんが生まれてから独立するまでをフォロー
お子さんの教育費をフォローする学資保険。
学資保険の中には、一定期間加入すると支払った保険料より多くお金を受け取ることができる資産形成機能タイプがあります。ただし、契約途中で解約してしまうと、全額返金されないなどのルールがあるため、注意が必要です。
(4)個人年金保険 老後に備えるために
自営業の方など社会保障が手厚くない場合や、老後の経済面に備えたい場合に、個人年金保険をご検討された方がよいでしょう。
個人年金保険では、年金額や年金受取開始年齢を契約時に設定できます。
迷ったときに相談できる場所は大きく3つある!
保険の見直しで迷ったときに相談できる場所は、「保険会社の相談窓口」と「特定の保険会社に所属していない相談窓口」、「ファイナンシャルプランナーの相談窓口」の3つあります。
「保険会社の相談窓口」と「特定の保険会社に所属していない相談窓口」は、保険会社の販売員さんにスーパーの店頭や自宅などで無料で相談できます。
前者が取り扱っている保険は、所属している会社のもののみ。後者は提携保険会社の医療保険、がん保険、学資保険、個人年金保険などを相談できます。
両者ともスーパーなど身近なところにあるため相談しやすいメリットがありますが、家計状況含めての相談が難しいと考えられます。
「ファイナンシャルプランナーの相談窓口」では、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー資格のある方が相談に乗ってくれます。
お金全般のことに通じているので、保険はもちろん住宅、年金、金融、税金など家計全般のことについて相談できます。
ただし、相談料が掛かるところがほとんど。1時間あたり5,000~20,000円ほどかかります(参考:日本FP協会)。
まとめ
保険はもしものときの生活の備えとして加入しておくと安心です。
保険の見直しや加入に迷ったときは、「保険会社の相談窓口」や「特定の保険会社に所属していない相談窓口」、「ファイナンシャルプランナーの相談窓口」のプロにご相談してみてください。
相談するタイミングは、結婚の他に、お子さんが生まれたり、転職したりしたタイミングでも保険の見直しをするとよいかもしれません。理由は、ご家庭の状況によって経済状況もガラッと変わるためです。
本記事がみなさんのお役に立てましたら幸いです。