結婚式の日より前に、ドレス姿や和装姿を写真におさめておく「前撮り」。
式当日は慌ただしく時間が過ぎていくため、おふたりだけでゆっくりと記念撮影が出来ると最近人気急上昇中!
ロケーション撮影をしたり、式当日には着ない和装姿を撮影したりと、おふたりの一生の想い出になります。
ただ一方で、本当に前撮りは必要なのか、前撮りの時期や費用など気になることはたくさんありますよね?
結婚式の前撮りに関して知っておきたいことをまとめました。
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前撮りとは?
結婚式の前撮りとは、挙式や披露宴・披露パーティとは別の日にドレス姿や和装姿で記念写真の撮影をおこなうことです。
多くの場合、結婚式当日より前の日程で撮影するため、「前撮り」と呼ばれています。
結婚式当日は、おふたりだけでゆっくりと写真撮影をする時間がない場合が多いです。
前撮りを利用することで、おふたりだけでゆっくりと写真を撮れますし、結婚式では着ない花嫁衣裳の写真撮影も可能です。
スタジオで撮影するプランもあれば、会場や施設内のいろんな場所で撮影できる前撮りプランもあります。
またガーデンやビーチ、自社仏閣など屋外でのロケーション撮影も人気があります。
前撮りの種類
出典元:brideal.jp
一般的に前撮りは、スタジオとローケーション撮影の2種類があります。
Q.前撮りではロケーション撮影とスタジオ撮影、どちらを行いましたか?
1位 スタジオ撮影 45%
2位 ロケーション撮影 34%
3位 両方で撮影 22%
(出典元:みんなのウェディング調べ)
約半数の新郎新婦がスタジオ撮影をしているようです。どちらも良いところがありますが、どんな違いがあるのか2種類の撮影についてまとめました。
(1)スタジオ撮影
スタジオでの前撮りは、式場や写真店のスタジオ内で撮影をします。
天候に左右されることがないので、予備日も必要なく確実に撮影をすることができます。
新郎が仕事で忙しくて…なんてカップルに向いています。
また、衣装を何着も着替える場合は、室内なので衣装替えがスムーズに行えて安心です。
(2)ロケーション撮影
ロケーションの前撮りは、式場の屋外や、新郎新婦が希望する場所で婚礼衣装を着て撮影をします。
おふたりの想い出の場所や自然を背景に、とってもロマンチックで素敵な写真を撮ることができます。
ただしスタジオ撮影とは異なり、天候に左右される部分が多く、必ずしも予定通りに撮影できないことを想定しておく必要があります。
(3)スタジオ&ロケーションの両方で!
スタジオ撮影で心ゆくまで色々と衣装を変えて美しい婚礼姿を撮影し、ロケーション撮影で映画のワンシーンのような写真を残したい…そんなおふたりには両方での前撮りがオススメです!
万が一天候のためにロケーション撮影が予定通りいかなくても、スタジオ撮影は確実に行えるので後悔することはないでしょう。
正直なところ前撮りは必要?
結婚式には、料理やドリンク、衣装、装花など、絶対に欠かせないアイテムやサービスがありますよね?
前撮りは必ずしも必要なアイテムでもサービスでもありません。それにもかかわらず、前撮りをおこなうカップルは増加傾向です。
どうして前撮りをおこなうカップルが増えているのかといえば、式当日に比べてゆっくりと写真撮影ができる安心感があるからです。
さらに式当日と違う衣装が着られる、和装の写真を残せる、といった衣装面でのメリットが大きな理由になっているようです。
また、「結婚式で後悔していることランキング」で毎年上位に「もっとたくさん写真を撮っておけばよかった」という項目がランクインしています。
結婚式や披露宴は一日で終わってしまいますが、写真は一生残ります!
前撮りをすることでプロのカメラマンとマンツーマンで自分の好きなポーズや、スタジオ撮影のみならず、ロケーション撮影や会場のガーデンなどでの撮影など、前撮りのバリエーションが増えたことも前撮り人気を後押ししています。
個人的には、後悔しない結婚式にするためには前撮りはおすすめです!
私自身は前撮りをしませんでした。
式当日はお色直しもドレス姿だったので、今となっては和装の写真を撮っておけば良かったと思う時もあります。
ただ、式のプランで前撮りが含まれていない限り、費用が別途かかってくることがほとんどです。
まずはおふたりの式場のプランを確認してから、前撮りが必要かどうかは、費用面やおふたりの要望から考えてみてはいかがですか?
前撮りをおすすめする3つの理由
(1)大切な人たちと一生の想い出を時間をかけてゆっくり撮ることができる
今まで育ててくれた親や新しい家族など、大切な人との写真をゆっくり撮影でき、撮影したときのことも一生の想い出になります。
その写真を見るたびに、すてきな記憶がよみがえり、新しい家族での絆が深まります。
(2)結婚式のアイテムとして活用できる
式当日とは違った衣裳やロケーション写真でウェルカムボードやプロフィールパンフレットを作ったり、演出ビデオの映像に盛り込んだりと、ゲストを驚かせる演出ができます!
(3)式当日には着ない和装やドレス姿で撮影ができる
「和装姿を見たい」という家族の願いを叶えられたり、「本当は着たかった」と後ろ髪を引かれたドレスを着るなど、結婚式当日とは違った衣裳を満喫できます。
おふたりだけのポーズをして撮ったり、映画のワンシーンのような雰囲気たっぷりの写真も思いのまま撮ることができます。
最適な時期
出典元:www.elizabethannedesigns.com
挙式を挙げる日とは違うシーズンの写真を撮ることができるのは、前撮りのいいところです。
たとえば、2月が結婚式の花嫁は、12月のクリスマスシーズンに前撮りをおこない、クリスマスツリーやイルミネーションをバックに写真を撮影をするといいです。
挙式の1~2ヶ月前ごろにおこなう前撮りなら、当日とはまた趣の違った写真を残せます。
Q. 前撮りをした時期は結婚式当日のどれくらい前ですか?
1位 1~2ヶ月未満 28%
2位 1ヶ月未満 22%
3位 2~3ヶ月未満 16%
4位 3~4ヶ月未満 11%
5位 6ヶ月以上 9%
6位 その他 13%
(出典元:みんなのウェディングのアンケート調査)
最も多かったのが結婚式当日の「1~2ヶ月未満」前に前撮りを行なったという回答です。
式の1~2ヶ月前は結婚式準備が本格化してきて全体像が見えてくる時期です。ちょうどおふたりの結婚式への意識も高まってくるころです。
結婚式当日のヘアメイクのリハーサルの時期としても丁度よい頃です。
また、写真の仕上がりには通常約1~2ヶ月かかるので、当日にちょうど間に合います。
なので、例えば4月、5月、6月に結婚式を迎える花嫁も、桜の咲く時期にロケーション撮影をしておけば、桜をバックにした花嫁姿を残すこともできます!
行楽シーズンでロケーション撮影も大人気の桜の時期。
前撮り予約も早めに埋まってしまうので要注意です。
なかなか予約が取れない場合は、梅の季節も桜の季節に負けず素敵です。
花嫁の和装姿は、親や親戚など自分が思っているよりも周りの人たちが喜んでくれます。
幸運なシーズンに前撮りができそうな花嫁は、桜や梅の下でステキな写真撮影をおこなってみてください!
費用
前撮りにかかる費用には幅があります。
スタジオ撮影のみ、ロケーション撮影のみ、両方などによって幅が出てくるのです。
前撮りにかけた金額について全国平均は、
スタジオ撮影:14万円
ロケーション撮影:17万円
首都圏の平均
スタジオ撮影:10万円
ロケーション撮影:14万円
(出典元:ゼクシィ調査データ)
意外と全国平均よりも首都圏の方が費用は抑え目でした。
この料金は、アルバムのカット数やデータありなしによっても違ってきますので、事前によく確認しておくことをおすすめします。
また、費用の中に衣装代やヘアメイク、和装であれば着付けやかつら、かんざしなどの小物類などが含まれているかも併せてチェックしておきましょう。
追加が多いと相場よりも安く済むはずが予算オーバーになってしまった…なんてことになりかねません。
衣装を選べるのであれば、自分にあったサイズがあるかも確認しておくと安心です。
納得のいく晴れ姿を記念に残したいカップルは、多少の費用は覚悟のうえ、クオリティを吟味したいと考えています。
とはいえ、前撮りはオプションという位置づけなので、価格の妥協点は10万円前後になるようです。
ただし、安ければ安いなりですし、高ければ結構融通が効くなど費用によって差が出来ることもありますので注意しましょう!
前撮り撮影は基本的にセット料金であることが多いですが、場合によっては上記に書いたように、後から追加料金が発生してしまうことも。
事前に確認しておきたい8項目をまとめました。
(1)衣装代
着たいドレスがあるのかを必ず確認しましょう。人気のドレスは追加料金がかかることもあります!
また、ドレスを持ち込みたい場合は持ち込み料がいくらか確認しましょう。
(2)ヘアメイク代
セット料金の中に含まれているかチェック。
自分でしたい場合は、割引になるか聞いてみると◎。
(3)着付け代
基本的にはセット料金に含まれていることが多いですが念のために確認しましょう。
(4)小物アイテムなどの持ち込み料
自分の好きな小物などを持ち込みたい場合、持ち込み料がいくらかかるのか確認しましょう。
(5)アルバム代
アルバムは種類によって費用が大きく変わってきます。見本をみせてもらうなどして料金を確認しましょう。
(6)データ代
アルバムはなしで、写真のデータだけ欲しいカップルは多いと思います。
データさえあれば、自分たちでアルバムを作ることもできますよね!
ただ、写真データの料金は意外と高いです。料金と合わせてデータ内のカット数を確認しておきましょう。
(7)ロケーション代
おふたりの想い出の場所で撮りたい場合、出張費や交通費などはどのような負担になるのかを事前に確認しましょう。
(8)自分たちのカメラ持ち込み料
まずは親や友人にカメラマンとして同行してもらうことが可能かどうか、その場合は持ち込み料はかかるかどうか確認しましょう。
前撮りの依頼先
出典元:www.mwed.jp
どこで前撮りをお願いしましたか?
1位 式場の提携外の業者46%
2位 式場の専属または提携業者31%
3位 外部の衣裳店、その紹介や提携先17%
(出典元:ゼクシィ結婚トレンド調査2014首都圏)
この調査は首都圏のデーターですが、式場の提携業者以外のカメラマンに頼む人のほうが多いようです。
提携外の業者、提携先の業者に依頼した場合、それぞれのメリットをまとめました。
(1)式場の提携外の業者に依頼
「前撮り」を希望するカップルの多くは、式とは別料金を支払うため、自分たちが納得のいく写真を撮りたい!という希望が強いです。
当然、写真の仕上がりの良さはとても重要になってきます。
特にロケーション撮影は、写真の仕上がりや雰囲気に業者ごとの特徴が出やすいため、こだわりのあるカップルは式場の提携先業者に限らず、納得のいく業者選びをしています。
また、式場の提携先業者は平均相場よりも値段が高いケースがあるので、自分たちで口コミなどをもとに、リーズナブルでクオリティーの高い業者を探すカップルもいます。
外部の業者さんに頼むメリットは、式場とは違った雰囲気で写真を撮れること。
式当日とは全く違ったドレスやロケーションで撮影ができるのはやはり魅力的です。
また、式当日とはカメラマンが違うので、おふたりの写し方も変わってきます。
和装のロケーション撮影にこだわりたいカップルは、力を入れている業者をネットで探すなど、おふたり好みのスタイルで写真が残せます。
(2)式場の提携先の業者に依頼
式場と提携している業者だと、自分たちで一から調べて探す手間が省けて楽です。
また式場の撮影スポットや、時間帯によっての光の入り方等を熟知しているカメラマンが担当する場合が多く、スムーズで仕上がりも納得いくものになるでしょう。
一方で、式場を決めた段階で提携先しか許されず、自分たちで業者を選択できない場合もあります。
そして多少、提携先割引があっても値段が高いケースが多いです。
式場の提携業者に頼むメリットは、担当プランナーさんが全て手配してくれて、準備が楽だということ。
また、その式場に全てをお任せすることで、式前のリハーサルにもなります。担当カメラマンと相性が良ければ!式当日も担当をお願いできることもあります。
前撮りにおすすめの10ポーズ
出典元:zexy.net
前撮りならではのポーズをご紹介します!
最近では、フォトプロップスやガーランド、指輪を使って遠近法で撮影など、ものを使っての撮影も増えていますが、ご紹介するのはものを使わずに、おふたりだけでのポーズ10選です。
ドレスと着物、それぞれご紹介します。
せっかくふたりっきりなので、いつも以上にラブラブな雰囲気が出るポーズが人気!
恥ずかしがらずに、素敵なポーズで一生の想い出に残るウェディングフォトを。
(1)キス
出典元:fam-wedding.com
出典元:zqn.be
(2)後ろからギュッ
出典元:www.thehollywoodgossip.com
出典元:2kiki.com
(3)おでこをつけて
出典元:pinsta.me
(4)ひざまくら
出典元:www.mwed.jp
出典元:zexy.net
(5)可愛らしく振り返って
出典元:ameblo.jp
(6)花嫁を抱き上げちゃう
出典元:pic-wedding.jp
(7)憧れのお姫様抱っこ
出典元:derella.jp
(8)プロポーズのようにひざまつく
出典元:www.wed-ave.com
(9)ジャンプ
(10)寝そべって
出典元:enchante2006.com
まとめ
いかがでしたでしょうか?
前撮りは、おふたりだけでゆっくりと撮影ができるので、一生の記念写真が撮ることができます。普段なかなか撮ることがないロケーションフォトで、恥ずかしさなんて忘れてヒロインになりきってみるのもいいですよね!